時間の解体新書 : 手話と産みの空間ではじめる
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時間の解体新書 : 手話と産みの空間ではじめる
明石書店, 2021.10
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ジカン ノ カイタイ シンショ : シュワ ト ウミ ノ クウカン デ ハジメル
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文献一覧: p167-174
Description and Table of Contents
Description
これまで、哲学は主に音声や文字によって表わされる言語で展開されてきた。また、その担い手の多くは、男性であった。これにより、哲学が失ってきたことも少なくないのではないか—。自身の手話習得および育児の体験を踏まえ、マクタガートの時間論や生と死の問題を、ろう者(手話)と産む性の視点から考察することを通して、言語モードとジェンダーの制約から人間の定義と哲学そのものを拡張する試み。
Table of Contents
- 第1部 手話と哲学者のすれ違い(声と魂の強すぎる結びつき;手話‐口話論争のジレンマ;音象徴と図像性;原始的な言語への曲解)
- 第2部 時間論を手話空間で考える(時間はリアルなのか;手話の4次元空間;問題と言語形式の不一致)
- 第3部 生と死の現実を産む性の視点で考える(誰のものでもない現実;死ぬことと生まれること;誰かの出産と私の出産、そして死)
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