書誌事項

宇宙はなぜ物質でできているのか : 素粒子の謎とKEKの挑戦

小林誠編著

(集英社新書, 1088G)

集英社, 2021.10

タイトル読み

ウチュウ ワ ナゼ ブッシツ デ デキテ イル ノカ : ソリュウシ ノ ナゾ ト KEK ノ チョウセン

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注記

奥付の責任表示: 小林誠, 菊谷英司, 山内正則, 生出勝宣, 市川温子, 岡田安弘著

収録内容

  • 素粒子の標準模型とCP対称性の破れ / 小林誠著
  • 加速器実験の歴史 / 菊谷英司著
  • 小林・益川理論を検証せよ. PART1 / 山内正則著
  • 小林・益川理論を検証せよ. PART2 / 生出勝宣著
  • ニュートリノとCP対称性の破れ / 市川温子著
  • 「新しい物理」と加速器科学の未来 / 岡田安弘著

内容説明・目次

内容説明

宇宙が星や銀河、われわれ人間などの「物質」でできているのは、最初期にほんの少しだけ「反物質」より「物質」のほうが多かったからである。もし物質と反物質の量が同じだったら、両者は対消滅してしまい、宇宙はからっぽの空間になっただろう…。問題のカギを握るCP対称性の破れの物理モデルを提唱した小林・益川理論の正しさを実験的に示し、この理論にノーベル物理学賞をもたらしたのが、本書の主役であるKEK(高エネルギー加速器研究機構)だ。各時代を支えた研究者たちが、驚きに満ちた実験の最前線と未解決の謎を解説する。

目次

  • はじめに(小林誠)
  • 第1章 素粒子の標準模型とCP対称性の破れ(小林誠)
  • 第2章 加速器実験の歴史(菊谷英司)
  • 第3章 小林・益川理論を検証せよ〜PART1(山内正則)
  • 第4章 小林・益川理論を検証せよ〜PART2(生出勝宣)
  • 第5章 ニュートリノとCP対称性の破れ(市川温子)
  • 第6章 「新しい物理」と加速器科学の未来(岡田安弘)
  • おわりに(小林誠)

「BOOKデータベース」 より

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