カントと自己実現 : 人間讃歌とそのゆくえ
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カントと自己実現 : 人間讃歌とそのゆくえ
花伝社 , 共栄書房 (発売), 2021.10
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カント ト ジコ ジツゲン : ニンゲン サンカ ト ソノ ユクエ
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注記
初出一覧: p9-10
参考文献あり
収録内容
- カントの純粋統覚と物自体
- カントにおける〈身心問題〉の止揚
- 『純粋理性批判』「演繹論」の「三つの難問」再考
- カント「観念論論駁」再考
- 悟性による内的触発の現場を索めて
- カント〈実践理性の優位〉の構造と射程
- カントと黄金律
- カントにおける価値のコペルニクス的転回
- カント実践哲学における演繹の戦術転換とその帰趨
- カントと愛国心の問題
- 〈見える大学〉と〈見えざる大学〉
- カント『人間学』の諸問題
- カント版〈人づきあいの極意〉
- カントの性格論と教育
- カントとの対話・始末記
内容説明・目次
内容説明
認識・実践の両面からの“自己実現”論、そして“価値ニヒリズム”へ—カントの人間観から、現代の危機を乗り越える「思考態度」を蘇生する。人間存在に「讃嘆と畏敬」の念を抱き、地上における“最高善”の実現を目指したヒューマニズムの哲学者、カント。価値の全面崩壊=“価値ニヒリズム”に面して徹底的に考え抜いた不屈の思索を解き明かし、危機に直面する現代人のための新たな「人間讃歌」を展望する。“人間学”の視座から問う、50年にわたるカント研究の集大成。
目次
- 第1部 認識存在論(カントの純粋統覚と物自体;カントにおける“身心問題”の止揚—人間悟性の自己対象化的性格の剔抉へ ほか)
- 第2部 実践価値論(カント“実践理性の優位”の構造と射程—人間にどこまで希望が許されるか;カントと黄金律 ほか)
- 第3部 カントの真意を読む(カントと愛国心の問題—フリードリヒ大王賛美の真意;“見える大学”と“見えざる大学”—または学問論を装ったカントの党派性について ほか)
- 余録 カントとの対話三題(カント版“人づきあいの極意”;カントの性格論と教育 ほか)
「BOOKデータベース」 より