近代日本洋画史再考 : 「官展アカデミズム」の成立と展開

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近代日本洋画史再考 : 「官展アカデミズム」の成立と展開

高山百合著

九州大学出版会, 2021.11

Other Title

官展アカデミズムの成立と展開

Title Transcription

キンダイ ニホン ヨウガシ サイコウ : 「カンテン アカデミズム」 ノ セイリツ ト テンカイ

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Note

2019年に九州大学大学院人文科学府へ提出した博士学位論文「近代日本洋画における「官展アカデミズム」の成立と展開」に加筆修正を加えたもの

引用・参考文献一覧: p181-196

索引あり

Contents of Works

  • 「官展アカデミズム」をめぐる研究史と諸問題
  • 岡田三郎助《水浴の前》
  • 中澤弘光《かきつばた》
  • 春台美術展と本郷絵画研究所
  • 昭和期官展における「現代風俗画」の展開
  • 戦前と戦後の美術表現における連続性と継承性
  • 終章

Description and Table of Contents

Description

明治40年の文部省美術展覧会開設以降、「官展アカデミズム」は近代日本美術の主流として、功罪含めて大きな影響力を持ち続けたが、戦後日本の美術史研究では否定的に捉えられ、長らく等閑視されてきた。本書では、「官展アカデミズム」を多面体ととらえたうえで、官展系作家の岡田三郎助・中澤弘光・中村研一らの作品分析を通じて、近代日本洋画における「官展アカデミズム」の成立と展開を辿り、その歴史的意義や重要性を俯瞰的な視点から再評価する。

Table of Contents

  • 序章 「官展アカデミズム」をめぐる研究史と諸問題
  • 第1章 岡田三郎助“水浴の前”—「理想画」における花の象徴性
  • 第2章 中澤弘光“かきつばた”—謡曲と絵画、大正期における「理想画」の展開
  • 第3章 春台美術展と本郷絵画研究所—昭和期における官展系美術団体の一動向
  • 第4章 昭和期官展における「現代風俗画」の展開—中村研一“瀬戸内海”を中心に
  • 第5章 戦前と戦後の美術表現における連続性と継承性—中村研一の場合

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