鬼哭洞事件
著者
書誌事項
鬼哭洞事件
東京創元社, 2021.10
- タイトル別名
-
The case of Kikoku Cave
- タイトル読み
-
キコクドウ ジケン
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注記
文献あり
内容説明・目次
内容説明
夏の暑い盛りのある日、私立探偵・野上英太郎の事務所を佐方康之と名乗る依頼人が訪れた。彼は二七年前に姿を消した母親と妹を、父に内密で捜しているという。手掛かりは写真一枚のみだが、野上は調査を引き受ける。しかし翌日、康之は死体となって発見された。彼の出身地・鳶笊村へ向かった野上と助手である中学二年生の少年・狩野俊介は、余命幾許もない康之の父が住まう、洞窟内に建てられた奇怪な屋敷を訪れた。そこで俊介は己と同じく推理の才を発揮する不思議な男と出会う—江戸時代から伝わる謎の神楽、佐方家の財産をめぐる確執、神楽のさなかに発生する殺人。少年探偵の成長を縦糸に本格の興趣を凝らす著者の代表作“狩野俊介”シリーズ誕生三十周年を記念する待望の最新長編!
「BOOKデータベース」 より