宮沢賢治「やまなし」の世界
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宮沢賢治「やまなし」の世界
黎明書房, 2021.10
増補
- : 新装版
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宮沢賢治やまなしの世界
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ミヤザワ ケンジ ヤマナシ ノ セカイ
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Note
2009年刊の新装版
Description and Table of Contents
Description
宮沢賢治の哲学・宗教・科学が芸術としてひとつに結晶した、珠玉の短編「やまなし」。この童話は、数々の謎をはらんで、今なお読者を魅了してやまない。本書は、「やまなし」がはらむ、すべての謎をひとつにからみあったものとして一挙に解き明かし、背後にある賢治の世界観に迫る画期的な宮沢賢治論である。巻末には現場の教師のために、「やまなし」の授業の展開法を紹介。また、増補版で加えられた補遺では、“やまなし”と“山なし”の表記の混在(ゆらぎ)の謎を解いた論考を収録。
Table of Contents
- かずかずの謎はらむ「やまなし」の世界
- だれがどこから“写した”のか
- “水の底”の意味するもの
- “クラムボン”とは何か
- あるのでもない、ないのでもない
- 仮に名づけたもの
- ふたたび、“クラムボン”とは何か
- “ゆらゆら”ゆらぎの世界
- “光の網”(インドラの網)
- “流れて行く”もの
- “せはしくせはしく明滅”する
- “かげとひかりのひとくさりづつ“
- “二相系”の比喩と描写
- 燃えさかる煩悩の火
- 殺生の罪について
- なぜ題名が「やまなし」か
- ふたたび、殺生の罪について
- “二枚の青い幻燈です”
- “私の幻燈はこれでおしまひであります”
- 「やまなし」の世界
- 付・「やまなし」を授業する(教師の方々のために)
- 増補「やまなし」に現れた「二相ゆらぎ」の世界
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