書誌事項

フローベール文学と「現代性」の行方

松澤和宏, 小倉孝誠編

水声社, 2021.10

タイトル別名

Gustave Flaubert

フローベール文学と現代性の行方

フローベール : 文学と「現代性」の行方

タイトル読み

フローベール ブンガク ト「ゲンダイセイ」ノ ユクエ

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注記

主要参考文献: p381-396

収録内容

  • フローベール、十九世紀、そして「未来の読者」 / 松澤和宏著
  • 詩人の傲慢から芸術家の平静へ / 中島太郎著
  • シャルルの変貌をめぐって / 松澤和宏著
  • 『ボヴァリー夫人』におけるルソーの影響 / 中野茂著
  • 『ボヴァリー夫人』における継続的反復と十九世紀初頭の思想 / 三原智子著
  • 分有されたヴィジョン / 朝比奈弘治著
  • 『感情教育』と第二帝政 / 小倉孝誠著
  • フィギュールとしての二月革命 / 橋本知子著
  • 民主主義のなかの小説家 / 菅谷憲興著
  • フローベールの反目的論 / 山崎敦著
  • 『ブヴァールとペキュシェ』における教育施設の夢 / 和田光昌著
  • 『純な心』のフェリシテとオバン夫人 / 松澤和宏著
  • 仮借なき戦争の物語 / 真野倫平著
  • フローベールからバルザックへ / 鎌田隆行著
  • フローベールとユゴー / 木内尭著
  • フローベールとゴンクール兄弟 / 沖田吉穂著
  • フローベールを語る / 足立和彦著
  • 『感情教育』とバルザック『現代史の裏面』 / 松澤和宏著
  • バルトとブランショにおけるフローベール的エクリチュール / 郷原佳以著
  • 物語の彼方と手前 / 塩塚秀一郎著
  • クンデラのフローベール / 西永良成著
  • 歴史家と社会学者はフローベールをどう読んだか / 小倉孝誠著
  • 『聖アントワーヌの誘惑』批評史 / 中島太郎著
  • 『ボヴァリー夫人』批評史 / 木内尭著
  • 『サラムボー』批評史 / 三原智子著
  • 『感情教育』批評史 / 木内尭著
  • 『三つの物語』批評史 / 大橋絵理著
  • 『ブヴァールとぺキュシェ』批評史 / 山崎敦著
  • フローベールと映画 / 橋本知子著

内容説明・目次

内容説明

現代文学の端緒を開いたフローベール。同時代への徹底した不信から文学への信を鍛え上げた作家の彫心鏤骨の作品世界は、膨大な書簡や草稿とともに、常に現代作家を虜にし、文字批評・研究の試金石となってきた。同時代を鋭く見抜き、未来の読者を待望するフローベールへ、既成の作家像を超えて迫る19のアプローチ!生誕200年記念!

目次

  • 第1部 フローベール文学の多層性(詩人の傲慢から芸術家の平静へ—初期作品と『聖アントワーヌの誘惑』の七つの大罪をめぐって;シャルルの変貌をめぐって—『ボヴァリー夫人』における愛と赦しとアイロニー;『ボヴァリー夫人』におけるルソーの影響—威光と愚かさのはざまで;『ボヴァリー夫人』における継続的反復と十九世紀初頭の思想;分有されたヴィジョン—『サラムボー』の描写について;『感情教育』と第二帝政;フィギュールとしての二月革命;民主主義のなかの小説家;フローベールの反目的論;『ブヴァールとペキュシェ』における教育施設の夢;補論 『純な心』のフェリシテとオバン夫人)
  • 第2部 フローベールと十九世紀作家(仮借なき戦争の物語—ポリュビオス、ミシュレ、フローベールをめぐって;フローベールからバルザックへ—ジャーナリズムの問題を中心に;フローベールとユゴー—シンフォニーを求めて;フローベールとゴングール兄弟—第二帝政期の文壇生成をめぐって;フローベールを語る—一八八〇年代のモーパッサン;補論 『感情教育』とバルザック『現代史の裏面』)
  • 第3部 フローベールと現代文学(バルトとブランショにおけるフローベール的エクリチュール—一九六〇年代以降の理論的言説のなかで;物語の彼方と手前—クノーとペレックにおけるフローベールの遺産;クンデラのフローベール)

「BOOKデータベース」 より

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