習慣の精神史 : 三宅中子論文集全一巻
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書誌事項
習慣の精神史 : 三宅中子論文集全一巻
西田書店, 2021.10
- タイトル別名
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習慣の精神史 : 三宅中子論文集全一巻
- タイトル読み
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シュウカン ノ セイシンシ : ミヤケ ナカコ ロンブンシュウ ゼンイチカン
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収録内容
- 祇園精舎の鐘の声
- 祇園精舎での問答
- 祇園精舎での自由・平等・慈愛の日々
- 七百年後の祇園精舎 : テトランマの行方
- 五百年後のピュロン : 新しい考え方の建設へ
- モンテーニュ : 一九〇〇年後のピュロン
- 無常と不確実性 : 吉田兼好とモンテーニュ
- レンズを磨くデカルト : ものをつくる近代
- ガラス管をつくるパスカルと「在る」神
- 宣長とデカルト : 真理の基準について
- 宣長における物のあわれについて
- 医学者としての宣長
- 江戸時代の天文学と宣長の宇宙論
- 宣長の医論の核心をめぐって : ベルナールとベルクソン
- 本居宣長大鳥の背に
- 宣長と荘子
- 本居宣長の近代精神
- 神の死 : ニーチェとハイデッカー
- 神の死及び神の不在と習慣について : パスカルとニーチェ
- パスカルとノヴァーリス : ロマンティックな習慣づけ
- 流行と習慣 : パスカルと川久保玲
- 『模倣の法則』における模倣と習慣について : 日本への関心を絡めて
- 『模倣の法則』における発明と模倣の奥行について
- タルドの説く西欧の栄えある時期の模倣現象
- エジプトの一神教とモーゼ : 梅原猛氏に導かれて
- 自分で判断し対話し合うこと : 球技の試合に擬えて
- 再度アレクサンドロスの東征を考える
内容説明・目次
内容説明
アレクサンダー大王麾下のピュロンと、古代インド思想の出会いがもたらしたギリシャのピュロニズム。その系譜は500年後のセクストゥス・エンピリクス、1900年後のモンテーニュに引き継がれ、そのエポケーしてさらに探究を促す哲学は習慣と切り結んでデカルトやパスカルに影響を及ぼす。著者の広範かつ柔軟な発想と文献渉猟は、本居宣長やベルクソン、ニーチェなどを包み、知への飽くなき興味を満喫させる人文書の白眉。
目次
- 第1編 祇園精舎考
- 第2編 ピュロニズムの系譜
- 第3編 本居宣長解読—医師としての宣長を中心として
- 第4編 神、神の不在と神の死
- 第5編 タルド『模倣の法則』をめぐって
- 第6編 モーゼと一神教を中心にして
「BOOKデータベース」 より