わたしのパリ料理だより

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わたしのパリ料理だより

村上葉著

水声社, 2021.5

Title Transcription

ワタシ ノ パリ リョウリ ダヨリ

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Description and Table of Contents

Description

マダムたちが愛してやまない、ほんとうのフランス料理。いつの時代でも人を魅了する料理がある。翻訳家であり料理教室を主宰する著者による、文学作品を逍遥しながらの、素朴でいて豊穣な昔ながらのフランス料理をめぐるエッセイ。バルザック、メグレ警視、そしてプルーストまで。

Table of Contents

  • すかんぽ入り目玉焼きをつくりましょう FONDRE—プルーストの苺クリームからはじめる
  • 鯖を果物の実の香りで食べる MITONNER—バルザックのみたてたパリの鯖料理
  • 一・五キロ以上の肉片をとろ火でぐつぐつ五時間から七時間煮る BRAISER—おいしい肉料理はスプーンで食べる
  • 卵と牛乳をまぜて、固まらせすぎない BAIN‐MARIE—メグレ警視夫人のつくるクレーム・アングレーズ
  • チョコレートムース作りは、固めるのではなく、混ぜることでした TRAVAILLER—革命前夜、ヴェルサイユ宮殿で、メレンゲをまぜつづけたマリー・アントワネットさんへ
  • オムレツは、ゆすって、ひとりでにくるまるようにすべらせる SAUTER—「黄身と白身は一緒にまぜちゃだめなの」と石井好子さん
  • 煮魚も焼き魚も香りのなかでふるえます FRISSONNER—魚料理にレシピなんかない
  • 鱈のオリヴ油煮は干し鱈でなければならないのでした SAVARINER—バスチーユの朝市に巨大な棒鱈が並んだ一九九五年秋
  • 庭で拾った梅の実で酵母をこしらえてパンを焼く CONFIRE/CONFIT/CONFITURE—パン種酵母は、六月、庭の梅の木の下にありました
  • 至福の時を食べる GOUTER—ジゼルのカフェ・オ・レとバアネット夫人のマフィン
  • 冷めてこそ肉料理のほんとう `A LA GEL〓E—パテ料理の理念とは
  • 料理のユマニスム お魚がフランス美食の王さまになるとき GASTRONOME EST HUMANIT〓—『千夜一夜』のティグリス河のお魚

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Details

  • NCID
    BC10774003
  • ISBN
    • 9784801005570
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    136p
  • Size
    20cm
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