ほんのこども
著者
書誌事項
ほんのこども
講談社, 2021.11
- タイトル別名
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Hon no kodomo
- タイトル読み
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ホン ノ コドモ
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注記
引用文献・主要参考文献・主要参考映像: p316-317
「群像」2020年1月号・10月号・12月号, 2021年2月号・4月号・6月号の掲載連作を大幅に加筆・改稿したもの
内容説明・目次
内容説明
ころす側の論理、ころされる側の論理。元同級生あべくんからのメールにあった文章から着想したシーンをつないで、商業作家はあべくん自身の人生を小説にしようとする。父による母殺傷事件、両親がころしころされていたあべくん…。暴力で愛撫し合い痛みをこらえるようによろこぶ身体たち。物語にかえろうとするから人生はつらく、日常が重すぎてひとをころしたくなる。恋人をころして自分も死んだところで折り返し、物語は無限に再生を繰り返す。小説家があべくんなのかあべくんがかれなのか、やがてふたりの境界は曖昧になり、問い自体が意味を失う。
「BOOKデータベース」 より