私たちにはわかってる。アニメーションが世界で最も重要だって We all know animation is the most important thing in the world
著者
書誌事項
私たちにはわかってる。アニメーションが世界で最も重要だって = We all know animation is the most important thing in the world
青土社, 2021.11
- タイトル別名
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私たちにはわかってるアニメーションが世界で最も重要だって
- タイトル読み
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ワタクシタチ ニワ ワカッテル。アニメーション ガ セカイ デ モットモ ジュウヨウ ダッテ
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収録内容
- ただすべてを受け止めるべき風として
- 夢見ること、それだけを教える
- 世界は今ここにある
- この夢のような世界
- 私たちの右手の行方
- 見えないものを探り、宿らせる
- 私たちの現実はアニメーションに近い
- 「特別でない」ことこそが
- 揺れ動く魂のグラデーション
- なんでもない生に〈だからこそ〉意味を与えるアニメーション
- 「野生の」アニメーション
- アニメーションアクション映画の新次元
- 「つくりもの」の可能性を信じる、人工性
- 曖昧なアニメーションに共鳴する私たちのざわめき
- ギンツ・ジルバロディスと、遥か彼方へと向かう冒険
- 「絵による映画」がアニメーション映画を更新する
- 揺らめき、震える世界
- ライアン・ラーキンという「現在」
- 定点観測
- 『緑子/MIDORI-KO』、これが私たちの正体だ!
- そこにはもう戻れない
- 動物たちが佇んでいる
- ブルース・ビックフォードの「アニメーション」はすべてを愛する
- この「つくりもの」の世界
- 日常に勇気づけられるために
- すべてを充足させる『オーバー・ザ・ガーデンウォール』の「最も愛らしい嘘」
- 騒がしさのなかに安らぎが、静けさのなかにざわめきがある
- 『エクスターナル・ワールド』が示す、無限への道
- YOU ARE EVERYTHING
- パターンのなかで
- 私たちの戦場、私たちの楽園
- 「デビルマン」たちが立ち上がる
- ただ優しくただ尊く存在させるだけのアニメーション
- 私たちの生きつづける場所は、ここにも、どこにでも、ありうる
- 淡さのあとに人間として生まれ直すアニメーション
- 『エヴァンゲリオン』、人生を並走するアニメーションとして
- アニメーションとドキュメンタリーが交わるとき
- ウェスケ島と周囲の群島たち、もしくはアニメーションの新たな王道
- 現象としての人間を描く
- アニメーションが手にした新たな「跳躍」
- パターンと対称性
- 孤独のかたちを掘り起こす隙間
- またいつか世界を信じることができるようになる日のために
- 一二世紀から二一世紀へ
- ブルース・ビックフォード、寄せては返す宇宙の波間にて
内容説明・目次
内容説明
アニメーションにとって二〇一〇年代こそ新世紀の始まりだった。日本のアニメーションはさらなる進化を遂げ、世界のインディペンデントは孤高に突き進む、エクスペリメンタルは国境を問わず、映画館を飛び出し、動画サイトや配信プラットフォームを日々賑わせている。決定的な革命の時代に作家はなにを考えていたのか。世界のアニメーション映画祭をめぐり、その目利きによって自ら配給をも手がける批評家の集大成。全世界のアニメーションがここにある。
目次
- 第1章 日本アニメは進化する—2013‐2016(ただすべてを受け止めるべき風として—宮崎駿『風立ちぬ』;夢見ること、それだけを教える—高畑勲の「漫画映画の志」、その着地点としての『かぐや姫の物語』;世界は今ここにある—細田守のアニメーションが描く「近さ」と『バケモノの子』 ほか)
- 第2章 世界のインディペンデント、現在進行系(二〇一〇年代は長編アニメーションが面白い;二一世紀の「アニメーション映画」;二一世紀型インディペンデントのありか ほか)
- 第3章 アニメーションが得たもの、そして失ったもの—二〇一〇年代のシーンを記述する(アニメーションの新たな冒険—ドキュメンタリー、実写、ゲーム、マンガとの交差;アニメーションが失ったもの—さよなら、アニメーションの無意識たち)
「BOOKデータベース」 より