疫病・終末・再生 : 中近世キリスト教世界に学ぶ

書誌事項

疫病・終末・再生 : 中近世キリスト教世界に学ぶ

甚野尚志編

知泉書館, 2021.10

タイトル別名

疫病終末再生 : 中近世キリスト教世界に学ぶ

タイトル読み

エキビョウ・シュウマツ・サイセイ : チュウキンセイ キリストキョウ セカイ ニ マナブ

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注記

序に「本論文集は、ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所が2020年夏から2021年春にかけて「ヨーロッパ中近世の「疫病・終末・再生」」のテーマで行った共同研究の成果」とあり

収録内容

  • カール大帝は「終末の皇帝」か? : 西暦800年と終末意識 / 甚野尚志著
  • 6-8世紀の歴史叙述における疫病と「神の怒り」 / 岸田菜摘著
  • 再生への希望を求めて : サン・スヴェール黙示録写本挿絵の「災い」描写から / 毛塚実江子著
  • 預言者に従う人々 : 13-14世紀転換期エミーリャ地方における終末待望とアポストリの変容 / 白川太郎著
  • 14世紀,黒死病とともに生きること : 港から描くシチリア島王国の政治・社会・経済 / 高橋謙公著
  • 疫病が14世紀半ばの教皇の葬儀に与えた影響 : 教皇クレメンス6世の葬儀(1352年)を事例に / 大塚将太郎著
  • 中世後期アウクスブルクにおける「大量死」 : ペスト被害の通時的考察 / 渡邉裕一著
  • アロイジオ・ゴンザーガの「殉教」と聖化 : 対抗宗教改革下「帝国イタリア」における聖性の形成 / 皆川卓著
  • 病と毒と異教徒 : 「他者」の排斥をめぐるラテン・キリスト教世界と中世イベリア半島 / 黒田祐我著
  • フロワサールと中世の「癩」 / 竹田千穂著
  • なぜ狼男は人を喰うようになったのか? : 近世ヨーロッパにおける狼男イメージの変容とその背景 / 高津秀之著
  • 「神の怒り」を招く瀆神の法的処理と社会的文脈 : 16-17世紀ザクセン選帝侯領を例に / 齋藤敬之著
  • 二重修道院における身体的隔離と霊的共住 / 林賢治著
  • 溶解する「死と生の境界」と国をめぐる歴史認識の変容 : 『ヴォロコラムスク聖者列伝』の幻視 / 三浦清美著
  • 罹患先住民女性の臨死体験と対称性 : スペイン領南米ラプラタ地域のイエズス会布教区を事例として / 武田和久著

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