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大手拓次の方へ

愛敬浩一著

(「新」詩論・エッセイ文庫, 16)

土曜美術社出版販売, 2021.11

タイトル読み

オオテ タクジ ノ ホウ エ

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注記

大手拓次についての簡単な年譜: p194-201

内容説明・目次

内容説明

白秋門下の三羽烏と謳われた大手拓次。しかし一般的にその詩の評価は「グロテスクな空想によって、大胆に性欲を描く」という偏ったものであった。愛敬浩一は独自の視点でそれを覆す。本書はただの「感想」「雑文」に止まらない。これまでの研究書に拘らない新鮮で画期的な「大手拓次入門書」なのである。四十六歳で亡くなるまでずっと「詩が本当に必要だった」大手拓次の、新たなる肖像がここに出現した。

目次

  • プロローグ—詩「蛙の夜」を読む
  • 大手拓次には詩が必要なんだ—吉増剛造・関口彰
  • 大手拓次について、もっと突っ込んで勉強してみよう—サルトルのボードレール論
  • 大手拓次の詩について考えるため、彼の日記を読む—詩日記
  • 大手拓次をどう読むか—詩「藍色の蟇」・「慰安」・「陶器の鴉」
  • 篠田一士は大手拓次をどう読んだのか—詩「美の遊行者」・「雪をのむ馬」
  • 伊藤信吉は大手拓次をどう読んだのか—詩「白い狼」・「躁忙」
  • 詩「銀の足鐶」を読む
  • 感覚によるいたんだテクストの解読—詩「香料の墓場」・「香料の顔寄せ」
  • 幻の同人誌「あをちどり」—詩「暁の香料」その他〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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