ソヴィエト宮殿 : 建設計画の誕生から頓挫まで

書誌事項

ソヴィエト宮殿 : 建設計画の誕生から頓挫まで

鈴木佑也著

水声社, 2021.11

タイトル読み

ソヴィエト キュウデン : ケンセツ ケイカク ノ タンジョウ カラ トンザ マデ

大学図書館所蔵 件 / 70

注記

参考文献: p397-411

内容説明・目次

内容説明

社会主義国家の理念の象徴として期待された建築プロジェクト・ソヴィエト宮殿。内外の建築家を結集して競技設計を重ねたものの、様々な困難と状況の変化を経て、基礎工事の段階で破棄される。国家を挙げた一大建築計画はなぜ幻に終わったのか。膨大なアーカイブ資料の調査をもとに、“レーニン”から“スターリン”への転換だけでは語りつくせない、プロジェクトの誕生から消滅への過程を丹念に辿る。競技設計に提出された60点以上に及ぶ設計案を収録。

目次

  • プロローグ—ソヴィエト宮殿を巡る状況
  • 第1章 プロジェクト誕生の背景—宮殿型建築物の登場(一九一九‐一九三一)(労働者宮殿の競技設計;労働宮殿の競技設計 ほか)
  • 第2章 競技設計—モニュメンタリティの生成過程(一九二八‐一九三三)(ソヴィエト宮殿の競技設計が決定するまでの動き;事前競技設計(一巡目) ほか)
  • 第3章 建設—メガロマニア実現への確信(一九三三‐一九三七)(最終案の策定へ向けて;競技設計終了後のソ連建築界と建築物内部空間に関する議論 ほか)
  • 第4章 一時中断から頓挫へ—新たなシンボルの登場と価値の低下(一九三七‐一九五二)(高層部の設計に関する技術論文;最終設計案完成後の動き ほか)
  • エピローグ—反芻される物語

「BOOKデータベース」 より

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