生ける現実への還帰
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書誌事項
生ける現実への還帰
(存在肯定の倫理, 2)
ナカニシヤ出版, 2021.11
- タイトル読み
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イケル ゲンジツ エノ カンキ
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内容説明・目次
内容説明
生まれ来ること、死に逝くこと、それらを共に肯定する。人間を萎えさせる「正しさ」からの脱出路。がん告知、中絶、若者の孤独…、現代の「正義」の強迫観念を振り解き、活き活きとした生を取り戻すための逞しき応用倫理学の挑戦。
目次
- 第1部 死に逝くことの肯定—生命・医療倫理学的探究(1)(死の知らせを聴く—がん告知の問題・再考;死の苦しみと向き合う—スピリチュアル・ペインは癒やされうるか)
- 第2部 生まれ来ることの肯定—生命・医療倫理学的探究(2)(生まれ来ることの歓待—人工妊娠中絶批判のための一試論;生の肯定vs.万優生思想—ニーチェ哲学を手がかりに;望まない妊娠・中絶をめぐる“生の倫理”)
- 第3部 成長すること、変貌することの肯定—教育倫理学的探究(青少年における“拠り所”としての友人関係;“独り在ること”を学ぶ)
- 第4部 情報と技術の時代における存在肯定—情報・技術倫理学的探究(インターネット・スマートフォンに関する倫理的諸問題—“拠り所”としてのインターネット;不和の増幅装置としてのインターネット—ハイデガーの技術論を手がかりに)
- 第5部 存在肯定の倫理を生きる—“実践=行”の倫理学(“自己へのケア”と存在肯定—ガンディーとティク・ナット・ハンにおける“平和”の実践と思想から;功利主義・義務論・徳倫理学から“距離”を置く—宮沢賢治の実践と思想を手がかりに)
「BOOKデータベース」 より