人間と宗教あるいは日本人の心の基軸
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人間と宗教あるいは日本人の心の基軸
岩波書店, 2021.11
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人間と宗教 : あるいは日本人の心の基軸
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ニンゲン ト シュウキョウ アルイワ ニホンジン ノ ココロ ノ キジク
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Contents of Works
- ビッグ・ヒストリーにおける人類史
- グローバル・ヒストリーへの入口を探って
- アイスマンの衝撃
- 人類史における宗教の淵源
- 世界宗教の誕生とその同時性
- キリスト教の世界化とローマ帝国
- キリスト教の東方展開の基点としてのビザンツ帝国
- 中東一神教の近親憎悪イスラム教vs.キリスト教、ユダヤ教
- イスラムの世界化とアジア、そして日本
- 仏教の原点と世界化への基点
- 仏教伝来の道漢字になった経典の意味
- 仏教の日本伝来とは何か
- 親鸞によるパラダイム転換
- 日蓮
- 宗教改革が突き動かしたもの
- キリスト教の伝来と禁制
- 織田信長時代におけるキリスト教と仏教の邂逅
- それからのキリシタン
- 内村鑑三キリストに生きた武士
- われ太平洋の橋とならん
- 江戸期の仏教への再考察
- 日本と天皇の始まり
- 中世における神道の形成
- 天皇と仏教
- 新井白石と荻生徂徠
- 本居宣長とやまとごころ
- 明治近代化と日本人の精神
- 明治維新とは何だったのか
- 国家神道による天皇親政という呪縛
- 戦後日本
- 鈴木大拙が戦後日本人に語りかけたもの
- 司馬遼太郎を必要とした戦後日本
- 国家神道への視界
- 戦後日本人としての宗教再考
Description and Table of Contents
Description
極端なまでに政治権力(国体)と一体化した国家神道の時代への反動から、ひたすら経済の復興・成長を最優先する「宗教なき社会」を生きてきた戦後日本。しかし、「宗教ではなく繁栄を通じた幸福」を支えた二〇世紀型の工業生産力モデルは、デジタル時代のいま機能不全に陥り、コロナ禍の下、日本の埋没は著しい。イラン革命の衝撃に揺れる中東、また現代のバベルの塔たる米国と、世界を歩いてきた経済人が、生命の意味を再考し、日本人の心の基軸の再構築を問い返す、体験的宗教論。
Table of Contents
- 1 人類史における宗教—ビッグ・ヒストリーの誘い
- 2 世界化する一神教—現代を規定する宗教
- 3 仏教の原点と日本仏教の創造性
- 4 キリスト教の伝来と日本—日本人の精神性にとっての意味
- 5 神仏習合—日本宗教史の避けがたいテーマ
- 6 江戸から明治へ—近代化と日本人の精神性
- 7 現代日本人の心の所在地—戦後日本を問い直す
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