森鷗外の百首 Mori Ohgai no hyakushu

Bibliographic Information

森鷗外の百首 = Mori Ohgai no hyakushu

坂井修一著 = Sakai Shuichi

(歌人入門, 4)

ふらんす堂, 2021.8

Other Title

森鷗外の百首 : テエベス百門の抒情

Title Transcription

モリ オウガイ ノ 100シュ

Available at  / 4 libraries

Note

その他のタイトルはジャケットによる

Description and Table of Contents

Description

わが足はかくこそ立てれ重力のあらむかぎりを私しつつ(『一刹那』)〓外短歌の魅力は、世界と自分をユーモアたっぷりに総括してみせるところにある。後の「我百首」や「奈良五十首」でくきやかに示されるところだが、この歌などはその嚆矢と見える。その由来は、ひとつには彼のもって生まれた性格、いまひとつには西洋体験だろう。地球が自分を引っ張る重力を受けながら、私はこの二本の足で立っている。あたかも地球の力を全部自分のものとしたかのように。強い二句切れを利かせつつ、知識人が世界を楽しむやりかたを示した歌だ。

Table of Contents

  • 森〓外の百首
  • 解説 テエベス百門の抒情

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

Page Top