第3インタナショナルへの道 : リュトヘルスとコミンテルン創設

書誌事項

第3インタナショナルへの道 : リュトヘルスとコミンテルン創設

山内昭人著

九州大学出版会, 2021.12

タイトル別名

The way to the third international : S.J. Rutgers and the founding of the comintern

タイトル読み

ダイ3 インタナショナル エノ ミチ : リュトヘルス ト コミンテルン ソウセツ

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注記

欧文タイトルは巻末英文目次による

文献目録: p385-398

内容説明・目次

内容説明

本書は、第1次世界大戦勃発による第2インタナショナルの機能停止を機に国際反戦をめざして起こったツィンメルヴァルト運動からコミンテルン創設直後までの国際社会主義運動の一大再編過程後半期の国際社会主義史の実証的な研究である。そこに、「世界を股にかけて旅する人」に因んだ偽名を一時使用することになるほど国際的に活躍し、その延長線上にコミンテルン創立大会に出席したオランダ社会主義者リュトヘルスに着目した「下から」のインタナショナルな「関係史」のケイス・スタディを織り込み、戦争と平和、そして革命の時代におけるインタナショナルの再建の模索とその終焉を描き切る。

目次

  • 第1章 訪露後のリュトヘルスとインタナショナリストの活動
  • 第2章 ソヴェト・ロシアによるコミンテルン創設前史
  • 第3章 コミンテルン創立大会
  • 第4章 コミンテルンの初期活動
  • 第5章 コミンテルン・アムステルダム・サブビューローの残された問題
  • 終章 第3インタナショナルへの道の「終焉」
  • 補章 コミンテルン・パンアメリカン・エイジェンシーの活動資金問題

「BOOKデータベース」 より

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