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パラゴーネ : 諸学芸の位階論争

ベネデット・ヴァルキ [著] ; オスカー・ベッチュマン, トリスタン・ヴェディゲン編 ; 清瀬みさを, 小松原郁訳

中央公論美術出版, 2021.12

タイトル別名

Paragone : Rangstreit der Künste

タイトル読み

パラゴーネ : ショガクゲイ ノ イカイ ロンソウ

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注記

年譜: p101-107

参考文献: p339-355

内容説明・目次

内容説明

15世紀初頭から16世紀半ばにかけてのルネサンス期、イタリア美術界で絵画を中心に美術と学問、絵画と彫刻、美術と文学との優劣比較をめぐり熾烈を極めた論争、「パラゴーネ」(諸学芸位階論争)。それは、空虚な観念論ではなく、美術家たちがしのぎを削った革新的な創作活動を通じて、美術各分野の存在根拠を問う、実存的な探求であった。美術家の社会的地位向上と「美術」という概念の形成を導いた西洋美術史の結節点となるパラゴーネ論争調停の要、ベネデット・ヴァルキ(1503‐1565)の論著、初の完訳。

目次

  • 序論
  • ベネデット・ヴァルキのふたつの講演
  • 第二の講演
  • 美術家の返書
  • 解題 美術と学芸の相克
  • 小論 ミケランジェロ葬儀におけるヴァルキの追悼演説—アカデミア・デル・ディセーニョによる美術家の弔いとパラゴーネ

「BOOKデータベース」 より

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