ホメロスの逆襲 : それは西洋の古典か

書誌事項

ホメロスの逆襲 : それは西洋の古典か

小川正廣著

名古屋大学出版会, 2021.12

タイトル別名

Homer's counterattack : a Greek poet beyond the West

タイトル読み

ホメロス ノ ギャクシュウ : ソレ ワ セイヨウ ノ コテン カ

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注記

参考文献: 巻末p13-38

収録内容

  • ホメロスは西洋の古典か
  • オリエント神話とホメロス
  • オリエント宗教とホメロス
  • 民話から叙事詩へ
  • ホメロスの時代と叙事詩のヴィジョン
  • 帰国物語の社会的ヴィジョン
  • 『オデュッセイア』における戦争と平和
  • ホメロスと文字使用
  • ホメロスと口誦伝統
  • ホメロス詩のカノン選定
  • ホメロスからウェルギリウスへ
  • 『イリアス』と『アエネイス』における英雄と死
  • 『アエネイス』の結末と戦争の罪責
  • ダンテにおけるウェルギリウス
  • ビザンツ文化におけるホメロスとトロイア戦争
  • ホメロスの逆襲

内容説明・目次

内容説明

最古・最大の「西洋古典」とされるホメロス。だが、創造と受容のいずれも西洋の枠組みには収まっていなかった。実際に西方に伝わったものとその行方を明確にする一方、オリエントの神話・宗教からビザンツの年代記やオスマンの歴史書まで探査し、巨大な実像を初めて捉えた画期的労作。

目次

  • ホメロスは西洋の古典か—古代から現代までの受容をめぐって
  • 第1部 ホメロス詩の知られざる源泉—オリエントと民話(オリエント神話とホメロス—洪水伝承をめぐって;オリエント宗教とホメロス—運命の秤をめぐって ほか)
  • 第2部 ホメロス詩のヴィジョン(ホメロスの時代と叙事詩のヴィジョン—『イリアス』をめぐって;帰国物語の社会的ヴィジョン—『オデュッセイア』をめぐって ほか)
  • 第3部 ホメロス詩のテクスト形成(ホメロスと文字使用;ホメロスと口誦伝統 ほか)
  • 第4部 ホメロスの変容と溶暗(ホメロスからウェルギリウスへ—自由の転換;『イリアス』と『アエネイス』における英雄と死—運命をめぐって ほか)
  • ホメロスの逆襲

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC11883660
  • ISBN
    • 9784815810504
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    名古屋
  • ページ数/冊数
    xiii, 548, 70p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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