極東ナチス人物列伝 : 日本・中国・「満洲国」に蠢いた異端のドイツ人たち
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極東ナチス人物列伝 : 日本・中国・「満洲国」に蠢いた異端のドイツ人たち
作品社, 2021.12
- タイトル別名
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Nationalsozialisten in Ostasien : Deutsche Emissäre, Unterhändler und Aktivisten in Japan, China und der Mandschurei
極東ナチス人物列伝 : 日本中国満洲国に蠢いた異端のドイツ人たち
- タイトル読み
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キョクトウ ナチス ジンブツ レツデン : ニホン・チュウゴク・「マンシュウコク」 ニ ウゴメイタ イタン ノ ドイツジン タチ
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注記
その他の著者: 工藤章, 熊野直樹, 清水雅大
内容説明・目次
内容説明
1930年代から40年代にかけて、日本とドイツは加速度的に連携を深めていったように見えるが、両国の関係はきわめて多元的で、たえず緊張と軋礫をはらんでいた。そうした複雑な外交関係のなかで、本国ドイツにいられなかった“怪しげな”政商や情報ブローカー、政治的活動家、外交官として暗躍したドイツの「異端者」たちがいた。「満洲国」、日独防共協定、上海租界、ゾルゲ事件などを焦点として、両国の行く末を左右したこれらの知られざる「政治的投機者」たちの足取りを追い、その周辺の一群の関係者たちの動向を浮かび上がらせることで、矛盾と対立に満ちた日独関係の実相を明らかにするとともに、従来のイメージを一新する新たなナチス像を本書は提示する。
目次
- 序章 ナチス・ドイツと東アジア 一九三三‐一九四五—外交におけるガバナンスの喪失
- 第1章 フリードリヒ・ハック—日独防共協定締結の影の立役者
- 第2章 フェルディナント・ハイエ—ドイツの対「満洲国」外交で暗躍した政商
- 第3章 ハンス・クライン—中独軍事経済協力で暗躍した政商
- 第4章 ヘルムート・ヴォイト—日本と中国を相手に通商交渉に当たったビジネスマン
- 第5章 ヘルムート・ヴォールタート—対日・対「満」交渉を担当したゲーリングの腹心
- 第6章 ヴァルター・ドーナート—日本におけるナチスの「文化番」
- 第7章 ヨーゼフ・マイジンガー—東京に駐在したゲシュタポの幹部
- 第8章 ハインリヒ・シュターマー—日独伊三国同盟締結に寄与した外交官
「BOOKデータベース」 より