Tanka「カタルーニャ語短歌」私語 : 日本古典文学が海外へ与えた影響の特殊例
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Tanka「カタルーニャ語短歌」私語 : 日本古典文学が海外へ与えた影響の特殊例
大阪公立大学共同出版会(OMUP), 2021.11
- タイトル別名
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Tanka《カタルーニャ語短歌》私語
Tankaカタルーニャ語短歌私語 (わたくしがたり)
- タイトル読み
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Tanka カタルーニャゴ タンカ ワタクシガタリ : ニホン コテン ブンガク ガ カイガイ エ アタエタ エイキョウ ノ トクシュレイ
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注記
文献録: p195-203
内容説明・目次
内容説明
平安鎌倉和歌から現代カタルーニャ語文学へ。スペイン第二の都市バルセロナはガウディの建築やピカソの美術館だけの街ではない。それはスペイン語から独立したカタルーニャ語文学の中心地でもある。なによりもそこでは、tankaと呼ばれる日本の短歌と同じ形態の五行の詩が今や伝統として根づいているのだ。少なからぬ現代のカタルーニャ語詩人が5/7/5/7/7の詩形で短歌を作り書物としているのは、英語にもスペイン語にもない世界でも稀な現象である。これは底流ではカタルーニャ州をスペイン国から独立させる政治的意欲とも繋がっている。「TANKA“カタルーニャ語短歌”私語(わたくしがたり)」はカタルーニャ語短歌の全歴史を述べた世界で最初・唯一の書である。前世紀のその創始者から始まって、2011年出版の百首すべてを短歌形式で訳した百人一首カタルーニャ語版という偉業に至るまで、その道筋に登場する詩人たちとその作品が翻訳とともに詳しく解説されている。
目次
- 序章(『Cent de Cent』;外国語の短歌)
- 第1章 カタルーニャ語短歌の濫觴(カルラス・リバの実験;カルラス・リバの『遊戯と火』 ほか)
- 第2章 カタルーニャ語短歌の展開(マリウス・トッラスの短歌;ロザ・ラバロニの短歌 ほか)
- 第3章 カタルーニャ語短歌と現代(カタルーニャ語短歌についての論文集 La Tanka Catalana;ミケル・ダスクロトと日本語詩 ほか)
- 最終章 百人一首のカタルーニャ語訳『Cent de Cent』
「BOOKデータベース」 より