食の歴史学 : 和食文化の展開と特質
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食の歴史学 : 和食文化の展開と特質
青土社, 2021.12
- タイトル読み
-
ショク ノ レキシガク : ワショク ブンカ ノ テンカイ ト トクシツ
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注記
参考文献: p389-397
典拠文献: p398-407
収録内容
- 『万葉集』の食と和食の原型
- 生食の伝統 : 膾から刺身へ
- 日本における稲作と魚 : 海・里・山
- 宮中のおせちと菱葩 (ひしはなびら) : 統治の象徴
- 菓子と日本の米文化
- 祭祀と饗宴の庭
- 村々の神饌
- 肉食をめぐる思想 : 道元と親鸞
- 陰陽道・修験道と食
- 料理と百人一首
- 文人社会と料理文化
- 江戸の小さな旅と食 : 雑司ケ谷鬼子母神を中心に
- アイヌ民族の肉食文化 : 「肉」の確保と保存・調理を中心に
- 琉球弧の食文化
- 米文化における朝鮮半島と日本
- アジアのお茶・日本のお茶
- 飢餓・飢饉という現実 : 中世・近世から近代へ
- 和食文化研究のこれまでと今後
内容説明・目次
内容説明
生きていくうえでもっとも重要なことのひとつである「食」。しかし、それは日常のことであるがゆえに記録に残りにくく、歴史学のテーマとしては軽視されてきた。伝統や信仰における食の役割、生食や肉食といったテーマ、米や茶や菓子といった特定の食べ物、そして和食文化をめぐる歴史まで。食生活・食文化の歴史を考究し続けてきた著者が、丹念な調査と史料の詳細な検討によって、人びとがいかに生きてきたのかを明らかにする。あたらしい歴史学の誕生。
目次
- 1 和食文化の歴史的特質(『万葉集』の食と和食の原型;生食の伝統—膾から刺身へ;日本における稲作と魚—海・里・山;宮中のおせちと菱葩—統治の象徴;菓子と日本の米文化)
- 2 食と信仰(祭祀と饗宴の庭;村々の神饌;肉食をめぐる思想—道元と親鸞;陰陽道・修験道と食)
- 3 江戸における食文化の展開(料理と百人一首;文人社会と料理文化;江戸の小さな旅と食—雑司ヶ谷鬼子母神を中心に)
- 4 和食文化の周辺(アイヌ民族の肉食文化—「肉」の確保と保存・調理を中心に;琉球弧の食文化;米文化における朝鮮半島と日本;アジアのお茶・日本のお茶;飢餓・飢饉という現実—中世・近世から近代へ)
- 和食文化研究のこれまでと今後
「BOOKデータベース」 より