二つの時代を生きた台湾 : 言語・文化の相克と日本の残照
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書誌事項
二つの時代を生きた台湾 : 言語・文化の相克と日本の残照
(大阪大学台湾研究プロジェクト叢書, 3)
三元社, 2021.12
- タイトル別名
-
二つの時代を生きた台湾 : 言語文化の相克と日本の残照
- タイトル読み
-
フタツ ノ ジダイ オ イキタ タイワン : ゲンゴ・ブンカ ノ ソウコク ト ニホン ノ ザンショウ
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収録内容
- 台湾の中の日本語世界 / 所澤潤著
- 多元社会台湾の歴史的積層 / 石井清輝著
- 戦時体制下台湾の「デパート」 / 李衣雲著 ; 所澤潤訳
- 戦後台湾女性のよそおい文化 / 王耀徳, 林容慧著 ; 阿部由理香訳
- 台北高等学校の戦後 / 所澤潤著
- 台北帝国大学の接収と延平学院の設立 / 林初梅著
- 黄得時による日本文化ならびに日本語に対する戦後の態度 / Thilo Diefenbach著 ; 中村加代子訳
- 植民地の記憶 / 今泉秀人著
- 華僑から「台湾人」へ / 岡野翔太著
- 植民地同窓会における戦後日本の台湾記憶 / 石井清輝著
内容説明・目次
内容説明
日本とは異なる「戦後」を歩んだ台湾。日本時代に生まれ育った台湾人は、日本人が去ったあと、どのような社会を、どのように生きたのか?二つの時代を生きた台湾人の経験に迫る。台湾人にとっての「日本」とは。
目次
- 第1部 経済統制下の台湾(戦時体制下台湾の「デパート」—全体主義と個人の軋轢;戦後台湾女性のよそおい文化—社会現象としての日本嗜好)
- 第2部 高等教育制度の転換をめぐって(台北高等学校の戦後—日本が過去になった時に起こったこと;台北帝国大学の接収と延平学院の設立—省籍問題を伴う台湾本省人の対日感情の変化)
- 第3部 文筆家・作家としての人生を読む(黄得時による日本文化ならびに日本語に対する戦後の態度;植民地の記憶—鍾理和「原郷人」の広がり)
- 第4部 日本社会における台湾の位相(華僑から「台湾人」へ—一九六〇‐七〇年代在日台湾人の歴史的自己省察の試み;植民地同窓会における戦後日本の台湾記憶—台北市・樺山小学校の事例から)
「BOOKデータベース」 より