抵抗と日系文学 : 日系収容と日本の敗北をめぐって : Hisaye Yamamoto, Wakako Yamauchi, Karen Tei Yamashita, Kazuo Ishiguro, Juliet Kono

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抵抗と日系文学 : 日系収容と日本の敗北をめぐって : Hisaye Yamamoto, Wakako Yamauchi, Karen Tei Yamashita, Kazuo Ishiguro, Juliet Kono

牧野理英著

三修社, 2022.1

Title Transcription

テイコウ ト ニッケイ ブンガク : ニッケイ シュウヨウ ト ニホン ノ ハイボク オ メグッテ : Hisaye Yamamoto Wakako Yamauchi Karen Tei Yamashita Kazuo Ishiguro Juliet Kono

Note

引用参考文献一覧: p281-301

Description and Table of Contents

Description

第二次世界大戦の日系収容と日本の敗北をテーマに、独自のナラティブを創造しようとした作家の「抵抗」とは?アメリカ文学史上における日系作家の位置を再定位し、日系のナラティブのもつ新しい視座を探究する。

Table of Contents

  • 抵抗するナラティブ 距離の問題
  • 概観—ナラティブとエスニシティの政治学
  • 第1部 収容経験を書かないということ—集団的記憶喪失時代の収容所の残存(収容所の残像とキリスト教的フレーム ヒサエ・ヤマモト;敗北の共振 ワカコ・ヤマウチの日本的空間と南部文学 ほか)
  • 第2部 戦争を知らないということ—ポストメモリー世代における抵抗のナラティブ(収容所をめぐるテキスト カレン・テイ・ヤマシタの文化人類学的アプローチとその日系性の諸相;異国の祖国 ヤマシタとイシグロの七〇年代と日本;敗北によって露呈する新たなジェンダー的力学 カズオ・イシグロのエスニシティへの抵抗)
  • 第3部 ハワイ—日系アメリカの「島」のローカル・ナラティブ(災厄と日系アメリカという有責性 ジュリエット・コーノのローカル・ナラティブ;抵抗の行方)

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