線の冒険 : デザインの事件簿
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線の冒険 : デザインの事件簿
(ちくま文庫, [ま53-2])
筑摩書房, 2022.2
- タイトル読み
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セン ノ ボウケン : デザイン ノ ジケンボ
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注記
角川学芸出版2009年刊の文庫化
参考文献: p386-390
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
線とは点が動くことによってできた、運動の軌跡。点が動けば元の点があった場所は消滅する。点の足取りを記すことができるのは線だけ。そこに多くのドラマが生まれる。ジグザグ線が絡むユダヤ博物館とビートルズの『アビイ・ロード』の話。見えない恐怖の視線として窓から侵入するペストや放射能の話。旋回する線、立体化する線、饒舌な線…。線をめぐる寄り道だらけの一冊。
目次
- 規格化された線—子午線・光速など直線を測るための基準値を探すメートル法
- ひび割れ線—偶然できたひび割れと、デュシャン“大ガラス”と洗濯機
- 魔方陣の線—タテヨコ斜めの数字の和がすべて同じになる魔法陣の軌跡
- 饒舌な線—線がどんどん加わって複雑になった記号
- 神風と空爆—日本を初空爆した爆撃機と風船爆弾の軌跡
- 線状地図—ヴェルヌのノーチラス号の軌跡と、パワーズ・オブ・テン
- 垂直の快感と恐怖—直線こそ命、いや命を奪う直線ならぬ、垂直線のギロチン
- 線状人間—人体で描く文字と、人体の形を秘めた漢字
- 立体化する線—立体的に見えるように工夫された文字や記号の線
- 筋の線—火星で見つかった筋からはじまった対火星人との宇宙戦争〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より