瞬間と刹那 : 二つのミュトロギー

書誌事項

瞬間と刹那 : 二つのミュトロギー

木岡伸夫著

春秋社, 2022.2

タイトル読み

シュンカン ト セツナ : フタツ ノ ミュトロギー

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注記

参考文献: p307-314

内容説明・目次

内容説明

本書は、そのタイトルから連想されるとおり、「瞬間」と「刹那」をめぐる比較思想の書である。「比較思想」とは何か。言うまでもなく、異なる思想の比較である。ではなぜ、何のために、思想を比較するのか。複数の思想の異なりを明らかにしつつ、その異なりを生む世界について、理解するためである。本書のテーマである「瞬間」と「刹那」とは、一般に同義語と見なされているが、異なる世界に成立した言葉として、意味内容を異にする。それぞれの意味を追究することによって、その背景を成す世界のあり方を明らかにする、ということが、この書に託された役割である(本書より)。

目次

  • 1 「瞬間」への問い(「瞬間」と私—失われた時;瞬間のミュトロギー;存在の根拠としての無)
  • 2 日本「哲学」の位相(瞬間と実存—九鬼周造の時間論;大森時間論の射程;瞬間から歴史へ—三木清とミュトロギー)
  • 3 「非」の地平(「刹那滅」の世界;転換の論理;瞬間と刹那の“あいだ”)

「BOOKデータベース」 より

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