言語が違えば、世界も違って見えるわけ
著者
書誌事項
言語が違えば、世界も違って見えるわけ
(ハヤカワ文庫, NF586)
早川書房, 2022.2
- タイトル別名
-
Through the language glass : why the world looks different in other languages
言語が違えば世界も違って見えるわけ
- タイトル読み
-
ゲンゴ ガ チガエバ、セカイ モ チガッテ ミエル ワケ
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注記
2012年12月にインターシフトより単行本として刊行された作品を文庫化したもの
参考文献: p414-435
内容説明・目次
内容説明
ホメロスの叙事詩『イリアス』や『オデュッセイア』では、海と牛がともに「葡萄酒色」と表現され、「青」は一切出てこない—古代ギリシャ人は世界がモノクロに見えていた?前後左右にあたる語を持たず東西南北で位置を伝えるグーグ・イミディル語話者の「絶対方位感覚」とは?ドイツ人にとって、男性名詞「リンゴ」は男らしい?言語が認知に与える驚くべき影響を解き明かすポピュラーサイエンス。
目次
- プロローグ 言語・文化・思考
- 第1部 言語は鏡(虹の名前—ホメロスの描く空が青くないわけ;真っ赤なニシンを追いかけて—自然と文化の戦い;異境に住む未開の人々—未開社会の色の認知からわかること;われらの事どもをわれらよりまえに語った者—なぜ「黒・白・赤…」の順に色名が生まれるのか;プラトンとマケドニアの豚飼い—単純な社会ほど複雑な語構造を持つ)
- 第2部 言語はレンズ(ウォーフからヤーコブソンへ—言語の限界は世界の限界か;日が東から昇らないところ—前後左右ではなく東西南北で伝える人々の心;女性名詞の「スプーン」は女らしい?—言語の性別は思考にどう影響するか;ロシア語の青—言語が変われば、見る空の色も変わるわけ)
- エピローグ われらが無知を許したまえ
「BOOKデータベース」 より