草の根の日タイ同盟 : 事件史から見る戦時下の日本人とタイ人
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草の根の日タイ同盟 : 事件史から見る戦時下の日本人とタイ人
京都大学学術出版会, 2022.2
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クサ ノ ネ ノ ニッタイ ドウメイ : ジケンシ カラ ミル センジカ ノ ニホンジン ト タイジン
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Note
引用文献: p570-580
引用ホームページ: p580
索引: p587-599
Description and Table of Contents
Description
軍事同盟の歴史において、太平洋戦争中の日タイ同盟ほど奇妙なものはない。なにしろ、「敗戦国」であったはずのタイは、大したお咎めもないどころか、抗日勢力として認められたのだ。この二面外交についての研究はすでにある。しかし、では「味方であって味方でない」関係が、普通の人々—タイ民衆と現場の日本兵—の間では、どんな様相だったのか？タイ国立公文書館に保存される、日タイ間の事故、騒動、盗み、襲撃といった事件の膨大な記録を一つ一つひもとき、その地理的・時期的分布や背景、処分などを多角的に分析することで、いわば「我慢の同盟」であったその実相を生き生きと描き出す。
Table of Contents
- 序章 日本兵とタイ人の関係
- 第１章 タイにおける日本軍
- 第２章 交通事故
- 第３章 騒動
- 第４章 窃盗
- 第５章 強盗・襲撃
- 第６章 検挙
- 終章 日タイ同盟の実像
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