手招く美女 : 怪奇小説集
著者
書誌事項
手招く美女 : 怪奇小説集
国書刊行会, 2022.2
- タイトル別名
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The beckoning fair one : the ghost stories of Oliver Onions
- タイトル読み
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テマネク ビジョ : カイキ ショウセツシュウ
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注記
底本: The collected ghost stories of Oliver Onions (New York : Dover Publications, 1971)
オリヴァー・オニオンズ怪奇幻想系著作リスト: p461-463
参照文献・ウェブサイト: p463-464
収録内容
- 信条 / 高沢治訳
- 手招く美女 / 南條竹則訳
- 幻の船 / 高沢治訳
- ルーウム / 高沢治訳
- ベンリアン / 高沢治訳
- 不慮の出来事 / 高沢治訳
- 途で出逢う女 / 高沢治訳
- 彩られた顔 / 館野浩美訳
- 屋根裏のロープ / 高沢治訳
内容説明・目次
内容説明
長篇小説を執筆中の作家ポール・オレロンは古い貸家に引越すが、忽ち創作は行き詰まり、作家は周囲に何者かの気配を感じ始める。邪悪なものの憑依と精神崩壊の過程を鬼気迫る筆致で描き、ブラックウッド、平井呈一らが絶賛した心理的幽霊譚の名作「手招く美女」。沈没寸前のガレオン船の前に霧の中から現れた謎の船の正体とは…超時間的な幻想譚「幻の船」。シチリアの富豪の娘が旅先のチュニスで英国青年と恋に落ち、同時に神秘的な人格の変容を経験する。エキゾティックな舞台に古代幻想が交錯する中篇「彩られた顔」。第一次大戦で顔貌を損傷した英国人がフランスの田舎の城館に隠棲するが、相次ぐ怪異現象と迷信深い土地の人々の視線に次第に追い詰められていく…陰鬱な雰囲気に満ちた「屋根裏のロープ」など全8篇と、作者がその怪奇小説観を披露したエッセーを収録。英国怪奇小説の黄金時代において、精緻な心理主義と怪異描写を追求し、斬新なアイデアで新しい地平を拓いたオリヴァー・オニオンズの怪奇小説傑作選。
「BOOKデータベース」 より