和物茶碗
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和物茶碗
(茶の湯の茶碗 / 赤沼多佳, 竹内順一, 谷晃監修, 第3巻)
淡交社, 2022.3
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ワモノ チャワン
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刊行記念特別定価: 5800円+税, 特価期限: 令和4年5月31日
主要な参考文献: p453-455
Description and Table of Contents
Description
茶の湯の流行とともに日本国内で焼かれた和物茶碗—。千利休が「茶の湯」を大成し、古田織部の「ヘウケモノ」が誕生した桃山時代、国内各地で茶の湯に適う茶碗を作り始めた。中世以前から続く窯業地の瀬戸・美濃では、流行を牽引し、瀬戸黒・志野・織部の茶碗を制作。また、朝鮮半島の成形や窯業の技術を導入して生産が本格化した唐津は、新興産地の拠点となり、奥高麗や絵唐津の茶碗を作った。本書では、樂茶碗を除く、桃山時代から江戸時代前期の和物茶碗を紹介すると同時に、各地域における茶碗の変遷や地域間の影響関係を考察する。
Table of Contents
- 第1章 瀬戸と美濃—流行を牽引した窯業地(瀬戸天目 銘 千賀 愛知・徳川美術館;瀬戸白天目 愛知・徳川美術館 ほか)
- 第2章 唐津—新興産地の拠点(彫唐津茶碗 銘 玄海 佐賀県立九州陶磁文化館(高取家コレクション);絵唐津菖蒲文茶碗 福岡・田中丸コレクション ほか)
- 第3章 高取・薩摩・上野・萩—朝鮮半島の系譜を引く新興産地(高取掛分釉茶碗 愛知・唐九郎陶芸記念館;高取茶碗 歌銘 ほか)
- 第4章 信楽・備前—中世窯の系譜を引く産地(信楽楽碗 銘 水のこ 東京・根津美術館;信楽茶碗 銘 初時雨 静岡・MOA美術館 ほか)
- 総論 和物茶碗の展開—桃山時代から江戸時代前期を中心に
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