農場と森林のプロイセン史 : 一六〜一九世紀の御領地・御領林経営

書誌事項

農場と森林のプロイセン史 : 一六〜一九世紀の御領地・御領林経営

飯田恭著

慶應義塾大学出版会, 2022.3

タイトル別名

農場と森林のプロイセン史 : 一六~一九世紀の御領地・御領林経営

農場と森林のプロイセン史 : 一六一九世紀の御領地御領林経営

タイトル読み

ノウジョウ ト シンリン ノ プロイセンシ : ジュウロク ジュウキュウセイキ ノ ゴリョウチ ゴリョウリン ケイエイ

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注記

史料・文献リスト: 巻末p7-29

内容説明・目次

内容説明

近世ドイツ・プロイセンの農場領主制(グーツヘルシャフト)の歴史を、森林の役割にも注目しながら、数多くの原史料により濃密に描き出す。ヨーロッパ経済史の伝統あるテーマに新たな光を当てる国際水準の研究。

目次

  • 序章 農場と森林の支配としてのグーツヘルシャフト(「普魯士国」の森—明治の留学生たちの眼差し;「調整令」に見るグーツヘルシャフトの構造—農場と森林の支配;研究史と本書の課題—グーツヘルシャフト研究の弁証法的発展の中で;対象地域の概要と史料)
  • 第1章 農場領主制の成立と森林条令(一六世紀)(東方植民による農地開発と中世後期の農地荒廃;農場領主制の成立と人口増加;森林資源の逼迫と森林条例の制定;小括)
  • 第2章 荒廃農場の復旧と森林への依存(三十年戦争〜一八世紀半ば)(長期にわたる農場復旧過程;入植者の誘致と四直営農場の廃止(分割);地代の減免と建築減免;御領林からの建築用木材供給条件の緩和;統一的な世襲権付与計画の挫折;ラッシーテン(非世襲農民)の経営実態—その多様性;小括)
  • 第3章 人口成長・農場経営発展・森林経営改革(一八世紀後半)(人口・植民・森林;農場経営の発展;「有能な」農民のリクルート—領主による農民農場維持費用の節約;御領林経営の改革と森林賦役・林役権;小括)
  • 第4章 プロイセン改革と森林賦役・林役権の持続(一九世紀)(人口・森林・農業の動向;直営農場の譲渡・解体と農場賦役の廃止;御領林経営の発展と森林賦役;「調整」「償却」のための交渉—農民たちの建築用木材受給権への固執;粗朶拾集の継続と下層民への配慮;林内放牧・落葉拾集の継続と森林への負荷;林役権の償却—下層民・困窮民の受け入れ;小括)
  • 終章 結論

「BOOKデータベース」 より

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