書誌事項

性愛と暴力の神話学

木村武史編著

(神話叢書 = Mythology series)

晶文社, 2022.3

タイトル別名

Mythology of sexual love and violence

タイトル読み

セイアイ ト ボウリョク ノ シンワガク

注記

神話学研究会の研究成果の一環として企画、出版されたもの

参考文献あり

収録内容
  • 花の名を持つ女 : むごく殺されるお菊、お花をめぐって / 南郷晃子著
  • 暴虐の巨神と原初夫婦神 : 中国の古典神話と民間神話の世界から / 斧原孝守著
  • 手足で待ちかまえる女根たちと征服する男根たち / 川村悠人著
  • ギムポ・ニャクチクの花嫁 : 古代チベット土着宗教儀礼説話への招待 / 石川巌著
  • インドネシアの神話 : 秘するべき男女の愛、愛すべきものへの暴力 / 内海敦子著
  • 『ホルスとセトの争い』 : 同性愛と暴力 / 深谷雅嗣著
  • メドゥーサはなぜペルセウスに殺されねばならなかったのか? / 松村一男著
  • グリム兄弟の仕事 : ゲルマン神話とドイツの昔話の暴力と性愛に関して / 横道誠著
  • 双子の妹を求めるオゴの性愛の罪を贖う供犠と再生による世界創造 : マリ、ドゴン神話より / 木村武史著
  • ラテンアメリカにおけるエロスと暴力 : 征服のトラウマとしてのインカリ神話と民衆劇 / 谷口智子著
  • ヴァギナ・デンタータとココペリ : 豊穣・幸福と恐怖・病・暴力 / 木村武史著
内容説明・目次

内容説明

日本における神話研究の最前線を斬新な観点から平易に伝えるシリーズの第一弾!生命エネルギーの奔流が激突するところ、「性愛」と「暴力」が鮮やかに描かれる。暴力の神話については「メドゥーサ」から南米の「インカリ神話」まで性愛の神話については「お菊」譚から「ドゴン神話」まで、互いが重なりあって存在している情景を丹念な調査と研究から明らかにする。

目次

  • 第1章 花の名を持つ女—むごく殺されるお菊、お花をめぐって
  • 第2章 暴虐の巨神と原初夫婦神—中国の古典神話と民間神話の世界から
  • 第3章 手足で待ちかまえる女根たちと征服する男根たち
  • 第4章 ギムポ・ニャクチクの花嫁—古代チベット土着宗教儀礼説話への招待
  • 第5章 インドネシアの神話—秘するべき男女の愛、愛すべきものへの暴力
  • 第6章 『ホルスとセトの争い』—同性愛と暴力
  • 第7章 メドゥーサはなぜペルセウスに殺されねばならなかったのか?
  • 第8章 グリム兄弟の仕事—ゲルマン神話とドイツの昔話の暴力と性愛に関して
  • 第9章 双子の妹を求めるオゴの性愛の罪を贖う供犠と再生による世界創造—マリ、ドゴン神話より
  • 第10章 ラテンアメリカにおけるエロスと暴力—征服のトラウマとしてのインカリ神話と民衆劇
  • 第11章 ヴァギナ・デンタータとココペリ—豊穣・幸福と恐怖・病・暴力

「BOOKデータベース」 より

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