金石範の文学 : 死者と生者の声を紡ぐ
著者
書誌事項
金石範の文学 : 死者と生者の声を紡ぐ
岩波書店, 2022.3
- タイトル別名
-
김석범의 문학
金石範の文学 : 死者と生者の声を紡ぐ
- タイトル読み
-
キム ソクポム ノ ブンガク : シシャ ト ショウジャ ノ コエ オ ツムグ
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注記
2019年9月に東京大学大学院総合文化研究科に提出した博士論文「死者と生者の声を紡ぐ金石範文学 : 『鴉の死』から『火山島』まで」をもとにしたもの
2021年度「東京大学学術成果刊行助成制度」による助成を受けたもの
参考文献: p393-408
収録内容
- なぜ金石範文学なのか?
- 歴史を現前させる物語
- 死者を弔うことば
- 主題を生成する語り手と読者との相互作用
- 知識青年の「敗北」と「糞まみれの自由」の意味
- 在日朝鮮人「私」の想起の連鎖と、その意味
- 格闘することばの世界
- 主人公・金泰造の主体的移動と流動し続ける自己
- 読者の想像力に働きかける物語戦略
- 記憶を定位し直す語りの仕組み
- 重層する語りの相互作用
- 「自由」を追い求めていた主人公・李芳根の「自殺」
- 歴史的時空間を越える物語の生命力
- 越境し交差する金石範文学の世界
内容説明・目次
内容説明
「済州四・三事件」の当事者たちに語り継がれた死者と生者の記憶を、文学的想像力を通して書き続ける在日朝鮮人作家、金石範。「鴉の死」から大長編『火山島』に至るテクストを読み解き、「日本語」や「日本文学」を揺さぶり続けるその表現行為と、歴史的時空間と物語世界が越境し交差する文学世界の独創性を捉える新たな視点を提示する。気鋭の韓国人研究者による渾身の力作。
目次
- なぜ金石範文学なのか?
- 第1部 金石範文学のはじまり—済州島三部作を読む
- 第2部 金石範の「日本語」が生み出す人間像を問う
- 第3部 書くことの原点を問う—なぜ書かねばならなかったのか
- 第4部 『火山島』(一九七六‐一九九七)の世界を読み直す
- 越境し交差する金石範文学の世界
「BOOKデータベース」 より