「いろは」の十九世紀 : 文字と教育の文化史

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「いろは」の十九世紀 : 文字と教育の文化史

岡田一祐著

(ブックレット「書物をひらく」, 26)

平凡社, 2022.3

Other Title

いろはの十九世紀

いろはの19世紀

Title Transcription

「イロハ」ノ ジュウキュウセイキ : モジ ト キョウイク ノ ブンカシ

Note

日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画、日本学術振興会科学研究費17K13462・15H05981、平成30年度人間文化研究機構若手研究者海外派遣プログラム、2013年度北海道大学クラーク記念財団博士後期課程在学生研究助成による成果

読書案内: p96-97

掲載図版一覧: p99-100

Description and Table of Contents

Description

十九世紀がはじまる頃、寺子屋は盛んになり、ひろく庶民の子弟が読み書きの習得に励むようになる。この世紀の終わりに、小学校教育が制度化され、五十音図に切り替わるまで、文字学習の出発点は「いろは」。「いろは」の世紀に、文字教育はどのように営まれたか。外国人の東洋語理解や出版の変化も絡めながら多角的に描き出す言語・教育文化史。

Table of Contents

  • 1 「いろは」とはどういうものか
  • 2 寺子屋の「いろは」(入門としての「いろは」;往来物で学ぶ;寺子屋から学問・芸道の世界へ)
  • 3 西洋人の「いろは」(ロニー—仮名活字の製作者;ヘボン—日本宣教と辞書;チェンバレン—日本学の大成者)
  • 4 小学校の文字学習(「いろは」から「五十音図」へ;小学校で漢字を学ぶ;近代的な小学校へ;木版本から活字本へ—文字の統一)
  • 5 「いろは」の十九世紀

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