井上靖の文学 : 一途で烈しい生の探求
著者
書誌事項
井上靖の文学 : 一途で烈しい生の探求
(近代文学研究叢刊, 71)
和泉書院, 2022.3
- タイトル読み
-
イノウエ ヤスシ ノ ブンガク : イチズ デ ハゲシイ セイ ノ タンキュウ
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収録内容
- 井上靖研究史
- 「猟銃」論
- 「闘牛」論
- 『井上靖 未発表初期短篇集』解説
- 未発表探偵小説「溟濛の吹雪に」考
- 未発表舞踊劇脚本「村はずれ」考
- 「流転」成立考
- 井上靖文学における大衆性
- 「聖者」論
- 「四角な船」考
- 「星と祭」考
- 「天平の甍」考
- 「敦煌」論
- 「補陀落渡海記」の創造
- 「蒼き狼」と井上靖
- 井上靖文学における「歴史小説」と「時代小説」
- 「風濤」論
- 「おろしや国酔夢譚」論
- 「本覚坊遺文」論
- 「孔子」に描かれた現代
- 現代文学史上における井上靖
- 国語教育における井上靖文学
- 結に代えて
- 溟濛の吹雪に
- 村はずれ
内容説明・目次
内容説明
ノーベル文学賞候補にも上り、昭和文学を代表する作家の一人であった井上靖。習作期から最晩年まで井上靖のほぼすべての代表作を取り上げ、その文学全容の解明を目指す。従来の井上靖論には見られない幅広く実証性の高い考察とともに、貴重な資料篇を備え、研究史上に新生面を拓く画期的な一冊である。創作資料と小説本文の実証的な比較検証を重視し、作家の創作方法に迫った作品論を展開。第一章では習作期および文壇登場期の作品、第二章では「氷壁」など代表的な現代小説、第三章では「天平の甍」など主要な歴史小説・時代小説を論ずる。さらに第四章では井上靖が現代作家・宮本輝に与えた影響や、国語教材としての井上靖作品について分析を進め、文学史と国語教育の両面から井上靖文学の位置付けを試みる。未発表草稿2点(探偵小説「溟濛の吹雪に」・舞踊劇脚本「村はずれ」)掲載。
目次
- 第1章 井上靖文学の出発(文壇登場;習作期における井上靖文学)
- 第2章 現代小説の展開(井上靖文学における大衆性—「氷壁」に描かれた遭難を通して;「聖者」論—イシク・クル湖伝説と現代 ほか)
- 第3章 歴史小説の世界(学術志向と勇敢な生;歴史に託す父子関係 ほか)
- 第4章 井上靖文学の位置(現代文学史上における井上靖—宮本輝へ与えた影響について;国語教育における井上靖文学—詩「出発」授業試案)
- 資料篇 井上靖未発表作品(未発表探偵小説「溟濛の吹雪に」;未発表舞踊劇脚本「村はずれ」)
「BOOKデータベース」 より