ことば・ほとけ・図像の交響 : 法会・儀礼とアーカイヴ
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書誌事項
ことば・ほとけ・図像の交響 : 法会・儀礼とアーカイヴ
勉誠出版 (発売), 2022.3
- タイトル別名
-
人類文化遺産テクスト学研究シリーズ
ことばほとけ図像の交響 : 法会儀礼とアーカイヴ
- タイトル読み
-
コトバ ホトケ ズゾウ ノ コウキョウ : ホウエ ギレイ ト アーカイブ
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注記
本書は名古屋大学大学院人文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センターの「人類文化遺産テクスト学研究シリーズ」第7巻として刊行された (あとがきによる)
参考文献あり
収録内容
- 中世日本の唱導におけるほとけとことば : 説経師の宗教テクスト・アーカイヴス / 阿部泰郎著
- 信貴山と中世聖徳太子伝 / 猪瀬千尋著
- 河内源氏の供養と鎌倉幕府の成立 : 安居院流唱導の表白を題材として / 山野龍太郎著
- アーカイヴとしての『扶桑略記』 / 三好俊徳著
- 蒙書『上大人』・『上士由山水』と禅師語録における運用について / 任占鵬著
- 『維摩経』をめぐる法会・文芸・芸能 : 『春日権現験記絵』を視座として / 近本謙介著
- 浄土寺浄土堂の造形と思想 / 冨島義幸著
- 宣陽門院の宗教空間におけるほとけとことば : 東寺西院御影堂の中世的発展と貞慶の『舎利講式』をめぐって / 阿部美香著
- 儀礼空間に託された信仰のかたち : 高野山大伝法院本堂を中心として / 郭佳寧著
- 『華厳経』を見ること、聞くこと、飲み込むこと : 論義における中世僧侶の教理意識とその周辺 : コラム / 野呂靖著
- 北条時頼の臨終儀礼再考 : 俊芿・泉涌寺僧請来の宋代仏教儀礼・作法の視点から / 西谷功著
- 通受の背景 / 大谷由香著
- 古代・中世仏教儀礼における造形の役割 : 行儀・図像・テクスト / 泉武夫著
- 新出の列女伝図、列士伝図について : 楚平伯嬴図、聶政図の断片 / 黒田彰著
- 十王信仰初期の変容と唱導 / 荒見泰史著
- 神奈川県小田原市総世寺所蔵の十王二使者図について / 橋本遼太著
- 立川流『阿字観』とその伝本 : 仁和寺蔵『五智蔵秘抄』の後半部を伝える聖教をめぐって / 海野圭介著
- 文観房弘真が織りなしたテクストの地平 : 『御遺告七箇大事』と「三尊合行法」 / ラポー・ガエタン著
- 称名寺素睿本神祇書一結と神道灌頂 / 高橋悠介著
- 鎮護国家の仏教と列島の景観 : 仏法・王法相依の儀礼と地域統治 / 松尾恒一著
- 民俗社会の信仰と知識 : 奥三河宗教文献研究の現在 / 松山由布子著
- 「男ノ心」は何と同じか : 九華山地蔵寺所蔵文献から : コラム / 山崎淳著
- 壬辰請援第一陣の記録 : 柳夢鼎の燕行録『壬辰赴京日記』 : 史料紹介 / 程永超著
内容説明・目次
内容説明
唱導や文芸のことば、仏像彫刻やそれを荘厳する寺院空間、図像や絵画、さらには宗教空間で執り行われる法会・儀礼の次第や所作、それらを支える教理・教学—諸種の要素の響き合いにより営まれた法会・儀礼の実際を、寺院に伝持されてきたアーカイヴを紐解くことで明らかにする。領域横断的・複合的な議論と方法論を示す四部二十三編の論考が奏でる法会・儀礼学の新機軸。
目次
- 第1部 ことばの響き(中世日本の唱導におけるほとけとことば—説経師の宗教テクスト・アーカイヴス;信貴山と中世聖徳太子伝 ほか)
- 第2部 ほとけの響き(浄土寺浄土堂の造形と思想;宣陽門院の宗教空間におけるほとけとことば—東寺西院御影堂の中世的発展と貞慶の『舎利講式』をめぐって ほか)
- 第3部 図像の響き(古代・中世仏教儀礼における造形の役割—行儀・図像・テクスト;新出の列女伝図、列士伝図について—楚平伯〓図、聶政図の断片 ほか)
- 第4部 アーカイヴとの共鳴(鎮護国家の仏教と列島の景観—仏法・王法相依の儀礼と地域統治;民俗社会の信仰と知識—奥三河宗教文献研究の現在)
「BOOKデータベース」 より