カントと十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念 Der Freiheitsbegriff bei Kant und in der deutschen Schulphilosophie des 18. Jahrhunderts
著者
書誌事項
カントと十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念 = Der Freiheitsbegriff bei Kant und in der deutschen Schulphilosophie des 18. Jahrhunderts
(関西学院大学研究叢書, 第240編)
晃洋書房, 2022.3
- タイトル別名
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カントと十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念
- タイトル読み
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カント ト 18セイキ ドイツ コウダン テツガク ノ ジユウ ガイネン
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注記
文献一覧: 巻末p3-9
収録内容
- ヴォルフとドイツ講壇哲学の自由概念
- 前批判期カントの自由概念
- カントの二律背反論と「宇宙論的な自由」の前史
- 『純粋理性批判』での自由概念
内容説明・目次
内容説明
本書は、カントと彼に先行する十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念を考察、ヴォルフ、クルージウス、バウムガルテンなどに加えて、忘却された神学者ヴァーグナーの自由概念に光をあてる。講壇哲学者の「宇宙論」にみられる世界の起始へ向けての事象連鎖の無限背進についての考察のうちに、カントの超越論的自由の起源を探ることで、哲学史に新たな頁を書き加える労作。
目次
- 第1章 ヴォルフとドイツ講壇哲学の自由概念(ヴォルフとその学派の自由概念;自由概念の階層的解釈—ヴァーグナー、バウムガルテン、マイアー ほか)
- 第2章 前批判期カントの自由概念(『新解明』における「自発性」;一七六〇年代の「自発性」ならびに「選択意志」 ほか)
- 第3章 カントの二律背反論と「宇宙論的な自由」の前史(ノルベルト・ヒンスケによる「アンチノミー」解釈;第三アンチノミー「定立」と「反定立」の背景 ほか)
- 第4章 『純粋理性批判』での自由概念(第三アンチノミーと因果法則;自由のアンチノミーの解決)
「BOOKデータベース」 より