すべての季節のシェイクスピア
著者
書誌事項
すべての季節のシェイクスピア
(ちくま文庫, [し10-35])
筑摩書房, 2022.4
- タイトル読み
-
スベテ ノ キセツ ノ シェイクスピア
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注記
筑摩書房1993年刊の増補
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
2021年、シェイクスピア全集、個人全訳を完結した著者は、翻訳を開始する直前、年間100本以上のシェイクスピア劇を観続けていた。代表的14作品を、演じられた舞台に即して「男と女の力学」「闇の中の輝き」「この世は仮装パーティ」等のテーマに分類し、掘り下げていく。シェイクスピア劇が10倍楽しくなるエッセイ。文庫化にあたり、全集最終巻「終わりよければすべてよし」についての書下ろしと全作品翻訳開始後のインタビューを加えた。
目次
- 第1幕 男と女の力学(『ロミオとジュリエット』—別れがこんなに甘く切ないなら;『夏の夜の夢』—何もかもが二重に見える ほか)
- 第2幕 闇こそ輝く(『リチャード三世』—歩きながら俺の影法師を眺めていられるよう;『ヴェニスの商人』—ああ、俺のキリスト教徒の金 ほか)
- 第3幕 この世は仮装パーティ(『間違いの喜劇』—この世界にとって俺はひとしずくの水;『お気に召すまま』—ひと目惚れでなければ恋にあらず ほか)
- 第4幕 時間がみた夢(『リア王』—忍耐だ。我々は泣きながらここへやってきた;『冬物語』—並居る皆様を驚かせて差し上げて ほか)
- 第5幕 視線の政治学(『ハムレット』—見られずに見て…;『終わりよければすべてよし』—失ったものを褒め称えれば、思い出は貴重になる)
「BOOKデータベース」 より