「米留組」と沖縄 : 米軍統治下のアメリカ留学

書誌事項

「米留組」と沖縄 : 米軍統治下のアメリカ留学

山里絹子著

(集英社新書, 1113D)

集英社, 2022.4

タイトル別名

米留組と沖縄

タイトル読み

「ベイリュウグミ」 ト オキナワ : ベイグン トウチカ ノ アメリカ リュウガク

注記

主な引用・参照文献: p249-254

内容説明・目次

内容説明

一九四五年から二七年間、米軍統治下にあった沖縄で、米国陸軍による留学制度によってアメリカ留学=「米留」した千人余りの若者たち、「米留組」がいた。沖縄戦を生き延びた彼ら、彼女らはどのような思いで留学を志し、戦後沖縄の社会形成においてどのような役割を担ったのか。「米留二世」でもある著者が丹念に聞き取った留学経験者たちのライフストーリー。「本土復帰」五〇年を経て、初めて明らかになる当時の米国の思惑や「米留組」の葛藤。貴重な証言と一次史料をたどることで、沖縄の今とこれからを考える。

目次

  • 第1章 「米留」制度の創設と実施(「米留」研究のはじまり;第一期生に宛てられた書簡 ほか)
  • 第2章 「米留組」の戦後とアメリカ留学への道のり(それぞれの戦後と「米留」への道;「日留」と「米留」 ほか)
  • 第3章 沖縄の留学生が見たアメリカ(アメリカに向かう軍用船の中;アメリカへの到着 ほか)
  • 第4章 沖縄への帰郷—「米留組」の葛藤と使命感(「米留帰り」の就職先;「社会のニーズに応えて」東江平之さん ほか)
  • 第5章 “復帰五〇年”「米留組」が遺したもの(米軍基地問題に対峙する;国際的な教育を推進する ほか)

「BOOKデータベース」 より

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