夕焼雲の彼方に : 木下惠介とクィアな感性 Over the sunset : Keisuke Kinoshita and queer sensibility
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書誌事項
夕焼雲の彼方に : 木下惠介とクィアな感性 = Over the sunset : Keisuke Kinoshita and queer sensibility
ナカニシヤ出版, 2022.3
- タイトル別名
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夕焼雲の彼方に : 木下惠介とクィアな感性
木下惠介におけるクィアな感性の探求 : 一九五〇年代の作品を中心に
- タイトル読み
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ユウヤケグモ ノ カナタ ニ : キノシタ ケイスケ ト クィアナ カンセイ
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注記
博士論文「木下惠介におけるクィアな感性の探求 : 一九五〇年代の作品を中心に」(京都大学, 2017年)を増補改訂したのも
「令和3年度京都大学人間・環境学研究科人文・社会系若手研究者出版助成」を受けたもの
引用・参考文献: p263-278
事項索引: p281-283
人名索引: p284-288
内容説明・目次
内容説明
クィア批評を日本映画史に刻み込む。映画監督が残したクィアな痕跡を辿り、異性愛規範によって声を奪われてきた観客の視線を提示/共有する、クィアな「観客」による映画批評の実践。
目次
- 序章 クィア映画批評による木下惠介映画の再評価
- 第1章 はじまりの映画—木下惠介のホームムービー
- 第2章 天女のくちづけ—『お嬢さん乾杯』にみる偽装の異性カップル
- 第3章 リリィ・カルメンのサヴァイヴァル—『カルメン』二部作における高峰秀子
- 第4章 はぐらかしの切り返し—『海の花火』にみる異性愛中心主義の罠
- 第5章 青春の美しさよ、さようなら—『夕やけ雲』にみる少年たちの友愛
- 第6章 クィアな感性の結実—『惜春鳥』再考
- 終章 読みの快楽から、体温のある存在へ
「BOOKデータベース」 より