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亡命文学論

沼野充義著

(徹夜の塊 / 沼野充義著, 1)

作品社, 2022.4

増補改訂版

タイトル別名

Размышления о литературной эмиграции

タイトル読み

ボウメイ ブンガクロン

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注記

文献あり

人名・作品名索引: 巻末pi-xiv

収録内容

  • 流謫の言語 : 亡命文学の栄光と悲惨
  • ディアスポラ論
  • 比較亡命文学論
  • 移民たちの天国と地獄
  • 詩となってロシアに帰る : 亡命ロシア小詩集
  • カフカ的亡命について
  • あなたはユダヤ人になれますか?
  • ナボコフはどれくらい「ロシアの作家」か?
  • 「ロシア語のデーモン」が「英語の恋人」に出会うとき
  • 仲良しウサちゃんと大喧嘩
  • 「読まれざる文豪」の再評価に向けて
  • 動物学の教授になれなかった象 : 大学教師としてのナボコフ
  • ヤコブソンとナボコフの確執をめぐって : 象、イーゴリ、スパイ
  • 境界を越え、歴史に抗って生きた「ロシアの黒人」 : 伝記文学と学術研究の化学反応
  • さまよえるロシア人 : バレエ・リュス
  • バナナとレモンのシンガポールで : ヴェルチンスキーの伝説
  • エリセーエフと「世界的な日本研究」の地平
  • 亡命ロシア文化最後の花 : ニーナ・ベルベーロワ
  • アンリ・トロワイヤと彼の生きた時代
  • 仮死と再生 : 亡命ロシア人作家の見たアメリカ
  • 誰も知らない、とても美味しいロシア : 亡命批評家ワイリとゲニス
  • 世界は不条理で、人びとは可笑しく哀しい : ドヴラートフを称えて
  • ロシア文学で一番まともな人間はすでに歴史になった : 十年後のドヴラートフ
  • 世紀よりも私のほうが先に終わる : ヨシフ・ブロツキー追悼
  • バリシニコフの飛翔
  • 「三万三千」の悪夢 : どこか日本人の英語に似ていてほっとするスラヴ訛り
  • 消え去る東欧 : コジンスキーとシンガーの死
  • ゴンブローヴィッチ
  • ミラン・クンデラはどうしてドストエフスキーが嫌いなのか
  • マイナー言語の作家が世界的な作家になるとき : クンデラの過激な戦略
  • クンデラの小説を読む
  • ポール・ボウルズと境界の作家たち
  • 二つのマニフェスト
  • とどまる力と越えて行く流れ : ポスト共産主義時代の民族、亡命、そして文学
  • ロシア文学における「主流」と「非主流」 : 文学史の新たな「組み替え」を目指して
  • ロシア文学の境界 : どこからどこまでがロシア文学なのか
  • ソルジェニーツィン

内容説明・目次

内容説明

冷戦時代ははるかな過去になり、世界の多極化が昂進する現在にあって、改めて「亡命」という言葉を通して人間の存在様式の原型をあぶりだす、独創的な世界文学論。

目次

  • 1 亡命の詩学(流謫の言語—亡命文学の栄光と悲惨;ディアスポラ論 ほか)
  • 2 ナボコフを求めて(ナボコフはどれくらい「ロシアの作家」か?;「ロシア語のデーモン」が「英語の恋人」に出会うとき ほか)
  • 3 越境のさまざまな形(境界を越え、歴史に抗って生きた「ロシアの黒人」—伝記文学と学術研究の化学反応;さまよえるロシア人—バレエ・リュス ほか)
  • 4 境界をめぐって—越え行くものと回帰するもの(二つのマニフェスト;とどまる力と越えて行く流れ—ポスト共産主義時代の民族、亡命、そして文学 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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