書誌事項

「世界史」の哲学

大澤真幸 [著]

(講談社文芸文庫, [おZ2])

講談社, 2022.4

  • 1: 古代篇

タイトル別名

世界史の哲学

タイトル読み

セカイシ ノ テツガク

注記

2011年9月講談社刊を底本とし、ルビ等を多少調整したもの

初出: 「群像」2009年2月号-2010年4月号 (2009年4月号をのぞく)

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

近代化とは「西洋」出自の概念や制度、とりわけ資本主義が世界を制覇する過程である。その文明的アイデンティティはキリスト教にこそある。なぜイエスは殺されたのか?どうしてたった一人の男の死が、これほどまでに深く、広い帰結をもたらすことになったのか?著者のライフワークとしての強靭かつ執拗な思索は、この“世界史”上のミステリー中のミステリーから始まる。

目次

  • 普遍性をめぐる問い
  • 神=人の殺害
  • 救済としての苦難
  • 人の子は来たれり
  • 悪魔としてのキリスト
  • ともにいて苦悩する神
  • これは悲劇か、喜劇か
  • もうひとつの刑死
  • 民主主義の挫折と哲学の始まり
  • 観の宗教
  • 闘いとしての神
  • 予言からパレーシアへ
  • 調和の生と獣のごとき生
  • ホモ・サケルの二つの形象

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示
詳細情報
ページトップへ