書誌事項

モナドから現存在へ : 酒井潔教授退職記念献呈論集

酒井潔 [ほか] 著 ; 陶久明日香, 長綱啓典, 渡辺和典編集

工作舎, 2022.3

タイトル読み

モナド カラ ゲンソンザイ エ : サカイ キヨシ キョウジュ タイショク キネン ケンテイ ロンシュウ

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注記

その他の著者: 今野諒子, 町田一, 寺嶋雅彦ほか

酒井潔略歴・著作・授業題目一覧 / 草加裕康ほか作成協力: p431-449

文献あり

収録内容

  • 抽象と具体 : ライプニッツの実体的形相論 / 今野諒子著
  • Non quidem tempore, sed tamen signo rationisライプニッツにおける「瞬間の分割」 / 町田一著
  • 感染症と「哲学者」: ライプニッツとカントをモデルにしつつ、今日的状況を考える / 寺嶋雅彦著
  • 医事と教会制度 : ライプニッツの保健・衛生行政構想 / 長綱啓典著
  • 超越論的哲学と分析哲学の源流としてのライプニッツ / 福光瑞江著
  • ベケットとライプニッツの出会い / 森尚也著
  • ソクラテスは何故プリュタネイオンでの食事を刑罰として申し出たのか / 小島和男著
  • ヴォルフにおける「理由」と「原因」の区別について : 『存在論』における原因概念の二義性をてがかりにして / 増山浩人著
  • 二一世紀初頭におけるカント受容の一断面 : キューン著『カント伝』書評に見る / 山根雄一郎著
  • カントと「教育」としての哲学 : 「共生」と「いのち」を考える / 西巻丈児著
  • 「生の連続性[Kontinuität]」から人間の尊厳を考える / 岡野浩著
  • ショーペンハウアー哲学の限界点としての無 : 意志否定論に対する批判の検討 / 齋藤智志著
  • 自我の哲学史からみるキルケゴールの「自己」概念 : 「他なるもの」において自己認識する「私」モデルの構想 / 吉田敬介著
  • ヘーゲルからライプニッツへ : カッシーラ文化哲学における精神について / 下田和宣著
  • 『正法眼蔵』有時巻に関する一試論 : 隠された「問い」の行方 / 松波直弘著
  • 愛の現象学としてのフッサールのモナド論 / 中山純一著
  • 「幽霊を信じてはいないが、恐れてはいる」とはどのようなことか? : フッサール現象学における中立的感情措定の構造とその哲学的意義について / 田中俊著
  • ロムバッハ構造存在論における「存在」の意味 : 『実体・体系・構造』第1巻第2章におけるクザーヌス解釈を中心に / 山中健義著
  • 歴史の領域 : 三宅剛一とハイデッカー / 若見理江著
  • 個体と知の根拠 : ハイデッカーにおける解釈学状況の問題 / 田村未希著
  • ハイデッガーにおける「形式的告示」と「意味」の問題 / 渡辺和典著
  • ハイデッガーと保守革命 : 「有限性の哲学」あるいは「哲学の外部」 / 稲田知己著
  • 祝いという「現象」をめぐる考察 / 陶久明日香著
  • ハイデッガーによるライプニッツ『二十四の命題』読解 : 書き込みと演習覚書を手掛かりに / 酒井潔著

内容説明・目次

内容説明

瞬間・感染症・可能世界・いのち・無・有・愛・幽霊・現出・祝い…“ライプニッツ”から“ハイデッガー”へ。真摯な思惟のダイナミズム。

目次

  • 第1部 理論と実践との調和(抽象と具体—ライプニッツの実体的形相論;non quidem tempore,sed tamen signo rationisライプニッツにおける「瞬間の分割」;感染症と「哲学者」—ライプニッツとカントをモデルにしつつ、今日的状況を考える ほか)
  • 第2部 一における多/多における一(ソクラテスは何故プリュタネイオンでの食事を刑罰として申し出たのか;ヴォルフにおける「理由」と「原因」の区別について—『存在論』における原因概念の二羲性をてがかりにして;二一世紀初頭におけるカント受容の一断面—キューン著『カント伝』書評に見る ほか)
  • 第3部 事象そのものへ向かうさまざまな道(愛の現象学としてのフッサールのモナド論;「幽霊を信じてはいないが、恐れてはいる」とはどのようなことか?—フッサール現象学における中立的感情措定の構造とその哲学的意義について;ロムバッハ構造存在論における「存在」の意味—『実体・体系・構造』第1巻第2章におけるクザーヌス解釈を中心に ほか)

「BOOKデータベース」 より

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