ヨーロッパ文学とラテン中世
著者
書誌事項
ヨーロッパ文学とラテン中世
みすず書房, 2022.4
新装版
- タイトル別名
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Europäische Literatur und lateinisches Mittelalter
- タイトル読み
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ヨーロッパ ブンガク ト ラテン チュウセイ
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注記
原タイトル:Europäische Literatur und lateinisches Mittelalter 原著第2版の翻訳
人名索引: p870-909
事項索引: p910-927
内容説明・目次
内容説明
「文学の現象学」を志向する厳密な方法論にもとづきながら、これはまたその背後に現代西洋文化にたいする危機意識をもった文明批判の書物である。ナチの神話と暴力による「尺度と価値」の崩壊、それにひきつづく不毛な「荒地」としての現代的情況。これに対抗して、本書は遠く中世を根拠地にとりながら、あらたな人文主義の旗のもとに知的迂回戦を展開している。デラシネの時代にあって、文学的伝統の根元を歴史的に証明した本書が、ゲーテ賞を得たことはきわめて当然のことといえよう。
目次
- ヨーロッパ文学
- ラテン中世
- 文学と教育
- 修辞学
- トポスとトポス論
- 女神「自然」
- 隠喩法
- 文学と修辞学
- 英雄と支配者
- 理想的景観
- 詩と哲学
- 詩と神学
- 詩神ムーサイ
- 古典主義
- マニリスムス
- 象徴としての書物
- ダンテ
- エピローグ
「BOOKデータベース」 より