マンとハイデガー : 二つの探照燈
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マンとハイデガー : 二つの探照燈
(格闘者ニーチェ / 清眞人著, 3)
藤原書店, 2022.5
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マン ト ハイデガー : フタツ ノ タンショウトウ
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本書関連年表: p1083-1106
索引あり
全3分冊
Description and Table of Contents
Description
20世紀を代表するドイツの知的巨人、トーマス・マンとマルティン・ハイデガー。二つの知性は、先行者ニーチェに何を見出し、何を問題としたのか?二人のニーチェとの闘いは、ニーチェ思想の根幹にかかわる優れて今日的課題を照射するとともに、二人の思想の問題性も炙り出す。21世紀、ますます重要性を増すニーチェ思想の核心を抉り出す。
Table of Contents
- 第1部 トーマス・マンとニーチェ(「芸術家気質と市民性との悲痛な対立」というマンの視点;「芸術家気質」とは?—アドリアンとなったニーチェ;マンの「市民的ヒューマニズム」;「弁証法的弁神論」をめぐる議論;「人間的相互性」の欠如をめぐる苦悩とマゾヒズム;「ドイツ的なるもの」—講演集『ドイツとドイツ人』を軸に;「ドイツ的なるもの」と音楽;追補 マンへの不満)
- 第2部 ニーチェ主義者としてのハイデガー(ハイデガー論の難所—二つの「技術」概念の混同を如何に排せるか?;ハイデガーにおける「権力への意志」と「意志への意志」との区別—手記草稿『形而上学の超克』から;『形而上学入門』における「技術techn〓e」/「詩作的思惟」/「暴力‐行為性」;講義録『ニーチェ』と『存在と時間』—「単独者」化された犯罪的意志という問題の環;ニーチェにおける「存在」と「生成」の対立、それをめぐるハイデガーの議論—第2巻『自己格闘者ニーチェ』での拙論紹介も兼ねて;反政治性の政治性という逆説;むすび)
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