431秒後の殺人 : 京都辻占探偵六角
著者
書誌事項
431秒後の殺人 : 京都辻占探偵六角
(ミステリ・フロンティア, 112)
東京創元社, 2022.4
- タイトル読み
-
431ビョウゴ ノ サツジン : キョウト ツジウラ タンテイ ロッカク
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収録内容
- 431秒後の殺人
- 睨み目の穴蔵の殺人
- 眠れる映画館の殺人
- 照明されない白刃の殺人
- 立ち消える死者の殺人
内容説明・目次
内容説明
写真を撮る楽しみを教えてくれた、松原京介の不可解な死。離婚話で揉めていた彼の妻は、関与が疑われたものの、死亡時刻にはタクシーに乗っていた。どこをどう見ても、不運な事故としか考えられない状況だったが—恩人の死をその妻の仕業と確信した駆け出しカメラマンの安見直行は、祖母の助言によって六角法衣店を訪れる。店の主は代々京の辻や橋に立ち、道のさざめきから神託を受け、失せ物を見つけ出すことができるというのだ。直行は恩人の死亡事故を他殺と証明する証拠を探して欲しいと依頼するが、若くて無愛想な店主・六角聡明からは、けんもほろろに断られてしまう。だが、直行の撮った一枚の写真がきっかけで、六角は事件の証拠探しに協力を約束する。現代のガジェットによって構成された不可能犯罪を、緻密な論証で見事に解き明かす表題作ほか全五編を収録。第十六回ミステリーズ!新人賞受賞者による出色のデビュー連作集。
「BOOKデータベース」 より