「ポスト帝国」の東アジア : 言説・表象・記憶
著者
書誌事項
「ポスト帝国」の東アジア : 言説・表象・記憶
青土社, 2022.5
- タイトル別名
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Discourse representation memory
ポスト帝国の東アジア : 言説表象記憶
- タイトル読み
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「ポスト テイコク」ノ ヒガシアジア : ゲンセツ・ヒョウショウ・キオク
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収録内容
- 互いの本質をコミュニケートする東アジア連帯へ
- 森崎和江の越境する連帯の思想
- 在韓日本人女性の引揚げ・帰国・残留
- 国境を越えてゆく戦後補償の運動と言説
- 「想起の空間」としての「平和の少女像」
- 韓国映画の「植民地もの」における脱ナショナリズムの隘路
- 「海軍のまち」をつなぐ近代化遺産の技術的想像力
- 日韓連帯としての済州四・三運動
- 韓国軍のベトナム戦争期民間人虐殺を裁く市民平和法廷の挑戦
- 台湾における白色テロ時期と移行期正義
内容説明・目次
内容説明
互いの本質をコミュニケートする東アジア連帯へ。敗戦によって日本が喪失したのは「植民地」ではなく「帝国」であることを前提とする“ポスト帝国”の視点に立脚して、帝国日本の版図にあった旧支配国と被支配国が「新たな関係性」を発見するための道筋を提示する。その方策として、戦後の東アジアが国や地域を超えて展開してきた「記憶と和解」のポリティクスを、「過去の克服」に向けた“ポスト帝国”の連帯として位置づけ、その実践的意味を問いなおす。
目次
- 互いの本質をコミュニケートする東アジア連帯へ
- 第1部 “ポスト帝国”の言説(森崎和江の越境する連帯の思想—植民者二世がたどるアジア・女性・交流の歴史;在韓日本人女性の引揚げ・帰国・残留—戦後日本における帰国政策の誕生;国境を越えてゆく戦後補償の運動と言説—戦争被害受忍論に抗う日韓連帯)
- 第2部 “ポスト帝国”の表象(「想起の空間」としての「平和の少女像」—歴史と記憶の対極化を超えて;韓国映画の「植民地もの」における脱ナショナリズムの隘路—『軍艦島』の「親日派」表象をめぐって;「海軍のまち」をつなぐ近代化遺産の技術的想像力—大和ミュージアムが表象する「戦艦大和」物語)
- 第3部 “ポスト帝国”の記憶(日韓連帯としての済州四・三運動—「祖国」を超える「祖国志向」;韓国軍のベトナム戦争期民間人虐殺を裁く市民平和法廷の挑戦—苦痛に対する連帯の法廷;台湾における白色テロ時期と移行期正義—「日本語世代」が記録した緑島新生訓導処)
「BOOKデータベース」 より