祭祀と供犠 : 日本人の自然観・動物観
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書誌事項
祭祀と供犠 : 日本人の自然観・動物観
(法蔵館文庫, な1-2)
法藏館, 2022.5
- タイトル別名
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祭祀と供犠 : 日本人の自然観動物観
- タイトル読み
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サイシ ト クギ : ニホンジン ノ シゼンカン ドウブツカン
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収録内容
- 祭祀と供犠の比較文化序説
- イケニヘ祭祀の起源
- 動物供犠の日本的形態
- 狩猟民俗の身体観
- 非稲作の祭祀と神饌
- 古代呪術と放生儀礼
- 祭祀のなかの神饌と放生
- 殺生肉食論の受容と展開
- 供犠の文化/供養の文化
- 動物供養と草木供養
- 人身御供と人身供犠
- 「一目小僧」の供犠解釈
内容説明・目次
内容説明
動物を“神への捧げもの”とする西洋の供犠との対比から、日本の供養の文化を論じ、殺生・肉食の禁止と宗教との関わりに新たな光を当てた名著が文庫化。狩猟と稲作、供養と供犠、殺生肉食論の展開、動物と植物の供養など、多彩な比較文化的視座と豊富な事例により、稲作文化を超える日本人の多様な民俗と信仰、自然認識を探究する。
目次
- 序章 祭祀と供犠の比較文化序説—“血”の問題を手がかりに
- 第1部 動物供犠と日本の祭祀(イケニヘ祭祀の起源—供犠論の日本的展開のために;動物供犠の日本的形態—古代中国との連続と差異をいとぐちに;狩猟民俗の身体観—“食”と“生命”のアルカイスム;非稲作の祭祀と神饌—〈自然〉と〈聖地〉のかかわりから)
- 第2部 日本宗教のなかの人と動物(古代呪術と放生儀礼—仏教受容のアニミズム的基盤;祭祀のなかの神饌と放生—気多大社「鵜祭」の事例を手がかりに;殺生肉食論の受容と展開—とくに近世真宗教団の問題として;供犠の文化/供養の文化—動物殺しの罪責感を解消するシステムとして;動物供養と草木供養—現代日本の自然認識のありか)
- 第3部 柳田国男の供犠理論(人身御供と人身供犠—柳田国男と加藤玄智の「人身御供」論争から;「一目小僧」の供犠解釈—その意義と限界をめぐって)
「BOOKデータベース」 より