久米民十郎 : モダニズムの岐路に立つ「霊媒派」
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久米民十郎 : モダニズムの岐路に立つ「霊媒派」
せりか書房, 2022.4
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久米民十郎モダニズムの岐路に立つ「霊媒派」
モダニズムの岐路に立つ霊媒派
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クメ タミジュウロウ : モダニズム ノ キロ ニ タツ レイバイハ
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Note
略年譜: p303-306
主要参考文献: p308-309
欧文献: p310-311
図版一覧: 巻末pi-vi
Description and Table of Contents
Description
本書は関東大震災に遭遇して三〇歳で亡くなった洋画家久米民十郎の最初の研究書である。第一次世界大戦中ほぼロンドンを拠点にして、詩人エズラ・パウンド、W.B.イェイツらと交流して、前衛的なヴォーティシズム(渦巻派)に接する一方で、オカルトにも関心を深めた結果、帰国後自ら「霊媒派」を名乗り、その構想を英訳した小冊子とともにニューヨークやパリで作品を披露した。一九一〇〜一九二〇年代の欧米芸術界の時代背景を克明に描きながら、日本のモダニズムの先駆者久米民十郎の全貌を明らかにした労作である。
Table of Contents
- 第1章 英国留学と黒田清輝
- 第2章 戦時下ロンドンでの画家修業
- 第3章 帰国そして官展出品
- 第4章 「霊媒派 The Mediumism」宣言と帝国ホテル個展
- 第5章 レーテルズムと渡米
- 第6章 ニューヨークにおける作品展示とヨーロッパ再訪
- 第7章 パリでの個展、最後の帰国
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